色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<18.Mar 2010 Thu>

2010-03-18 | 北の大地での生活

三つ子の魂、百までもと言いますが
組織の中で甘えて育った大人は、最後まで甘えが抜けないもんなんだなあと思います

また、未来の状態や周囲の状態、時代の流れに目も向けようともせず、
ただただ、自分さえよければ良いと言う考えを持ち続けているのが残念です。

若い力を育てようとしない、全て力で抑えつけて、
組織の中で人を育てる達成感も義務感も、自らが知らずに来たので
若い力を育て、将来へ向けてより向上して行こうという気すら
“知らない”というのは、本当に哀れです。

ただ、本人が堕落し哀れなのは良いのですが、その下にいる若者が
そのエゴの犠牲になること、ひとつの癌が組織そのものを滅ぼすことに繋がって行く事が
とても遺憾です。

朝三暮四と言いますが、人のように脳が発達した生き物であっても
目先のほんの少しの煩わしさを避けて通るために、
長期的な展望を捨てて、今のほんのわずかな“楽”を選ぶ者がいることが、驚きです。

また、不思議なことに、そう人は似たような人を選び、みんなでダラダラと惰性で過ごします。
そうなると、決して未来に目を向けられないし、
本来、人が持っているであろう向上心からも見放されます。

それは職業、出身校などとは全く関係ありません。

決して、不幸な生い立ちを送ってきたわけでもなく。
どちらかといえばかなり恵まれた立場に居る人であっても、
甘い水しか知らないと、自分たちがどれほど恵まれているか、わからないものなのだと、
呆れてしまいます。

自分たちさえ、より怠惰な毎日が送れればそれでいい、
自分たちには10年先の事を考える必要はない、
自分たちには後に続く若い者を導き育ててやる義務はない、
いい給料さえもらって、クビにならない程度に組織にぶら下がって
組織を笠に着ていればそれでいい。
大人になっても、そのようにしか考えが及ばない人は、本当に不幸です。

1日5千円のお給料がもらえたら、5千円をもらうためだけに働ければ幸せですか?
5千円のために働く人は、きっと死ぬまで5千円の価値しかない人生を歩むでしょう。

5千円をその何倍もの喜びに繋げるために使える人は幸せです。

5千円のためだけでなく、仕事そのものに意義と価値を見出し、人のために仕事ができることを喜びとする人こそ、
本当に幸せな人です。


本当に、この人生では頑張っても頑張っても報われないと感じる人が、
それこそ本当にたくさんいると思いますが、
自分ができるほんのちょっとの努力からでいいので、
今よりほんの少し、
自分だけでなくもうちょっと大きな範囲を見まわして、
今よりほんの少し周りのみんなが喜んでくれるように、周りの環境が良くなるようにと思って
行動したら、いつかきっと、その努力やその優しく強い思いは、
この世界のどこかで報われる時があるのだと、いつか自分の思いが遠い未来に届く時があるのだと、
信じて、
上を目指して歩いて行きましょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする