
都会や人混みが苦手な人は多いと思う。
人の気に当てられてしまうというか、
五感的にも情報量が多すぎて疲れてしまう。
敢えて見ないよう感じないよう、情報をシャットアウトしてしまうのだけど、
そのことで、生きていくうえで大切にしたい“勘”というものまで鈍感にしてしまう。
慣れというものは必要だけど、
慣れのために見なくてはいけないものまで見えなくなる。

慣れてくると、意識的であれ無意識的であれ、楽をしようとし始める。
相手の望むことを読取り、できることをしようとしていた頃もあったのに、
業務外だからやってやる必要はないと思い始める。
本業務に慣れてきた頃が危ない。
そこで、踏みとどまる、「初心忘れるべからず」。

慣れなくてはならいけれど、
忘れてしまったり、捨ててしまったりしてはいけないものがあります。