色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<24 Oct 2015 Sat>マーキング

2015-10-24 | ステーショナリー*道具,ギア


社会人になってから7回引越ししています。
1回の引越しの距離がバカにならないことも多く、しかも超繁忙期であることがほとんどなので、
稼いだお金を引越しに費やすといった風に、完全に引っ越し貧乏ですが、
住むことで、その土地の自然や文化、生活を知ることができ、とても興味深い体験ができます。


猫は縄張りを持ち、家に付くと言いますが
今のような完全室内飼いの家猫であれば、外にテリトリーを持たないわけで、
屋外のテリトリーを見回る必要がなく
引越しのストレスも半外猫よりは断然軽く済んでいるのではないでしょうか。



とはいえ、お散歩猫のお姉たんは、近くの公園が自分のテリトリーと思っていたらしく、
引越し先では少し頭が“ハ?テ?ナ?”になっていたようです。
見回りしないとっ!と日々あせっていたのに、いざ見回ってみると、あれ??ここどこ?状態だったのでしょう。
それでも3日で過去を忘れるなんてことはなく、久しぶりに訪れる散歩コースなどでは歩き慣れた道を堂々と歩いています。

尻尾をゆら~りゆら~り、ご機嫌任せでカラスにケンカ売っちゃった後は大変でした。
コワいもの知らずというのはコワいものです(汗)
でも、不思議とカラスも敵意がないとトクトク言い聞かせると
ある程度はわかってくれる?ような気もしないではありません。



とりあえずお姉たんの一番の所有物はどうやら私らしく、
チビ介と譲り合わなくてはならないときもありますが
お膝の上と腕の中は完全にお姉たんのテリトリーです。





引越ししてもおもちゃもベッドも変わらず、新しい部屋に慣れるのも早いですが、
家に着くというより、人にもしっかり懐いているなあと思います。
小さい頃から出かけているせいもあり、私がいれば車の移動も全くへっちゃらです。
車中泊も慣れたもの。お外でコワいと思ったら自分から車に戻るので
車もしっかりテリトリーとして認識されているようです。


私の方は引越しの都度、見知らぬ土地に来た異邦人感を受け、
少しづつ持ち物を部屋に置き、自分の匂いをつけ(笑)
使い勝手良く自分好みに仕上げ(といっても所詮仮住まいですが)、
1~2年経つ頃には、すっかり馴染んだ感もありますし、
また、いつか引越しと思うと、いつまでも思い切ったことができず
借りてきた猫感が抜けない部分もあります。



でも、ここがやはり家(居場所)という気持ちがすこしづつ普通になり、
毎日、お迎えに来てくれるお姉たんにも、
「行ってきますー」、「ただいま~」が日常になっていきます。



小物などに機能性を求めるだけでなく
見た目を好みにデコるのも、
世界にひとつだけの自分のお気に入りにするという意味では
は一種の匂い付けのような気がします。











コメント
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