遊山徒然日記

静かな里山歩き散歩のスナップで遊んでいます。

黒岳風穴から白水の紅葉下見

2007年10月22日 | 黒岳周辺

黒岳山麓の原生林の紅葉の様子と、雨堤から黒嶽荘、白水までのルートの
下見に向かいます。
大船山風穴分岐点を12時50分出発、岳麓寺、上ノ峠の分岐点を13時通過する。
これより左にルートを取り、黒岳山腹の踏み分け道を確認しながらすすむ。
このルートは道標の落書きにあるように、迷いやすい登山道である。
僅かに残っている目印のテープがあるが見落とさないよう注意したい。
幸い、最近このルートを辿った登山者による新しい赤テープと蛍光赤ペンキが要所に記してあることから、目印を頼りに、苔むした岩を渡り、黒岳の自然林の山腹を縫うように辿る。
 
 

《登山道の足元には、キノコが自生していました》

13時16分、鮮やかなもみじの緑です?今水岳麓寺分岐へ向かう登山者の歓声が対面より聞こえてきます。この付近は日差しが強く、紅葉はもう少し冷え込んでからでしょうか。

静かな登山道の脇には、原生樹林が目を楽しませてくれます。この原生林が清らかな水を蓄えてくれるのでしょう。まさに、水瓶の森、黒岳ですね。

13時52分、深い緑の森の中に、鮮やかな紅葉が現れました。寝転んで休憩です。

明瞭に分かる登山道を下降する。登山道には間違えて、踏み込まないように、
今水付近で見かける大分県警の黄色のテープの切れ端が張られいました。
14時30分、朽ちた大木、自然豊かな黒岳の森の深さを物語りますね。

《14時35分、カツラノモト登山口》

《心地よい落ち葉の踏み音を聞きながら、アセビのトンネルをくぐります》

《さわやかな雑木林、静かに、ゆっくり歩きたいトレール(自然道)です》

14時50分、白水、黒嶽荘へ向かう分岐点。ブッシュから、突然、イノシシが現れ、わたしを見て逃げて行きました。食べませんよ!
しかし、びっくりです、逃げたいのはわたしでしたよ。背中が凍りました・・・。
秋の黒岳、イノシシに、ご用心、ご用心・・・。冷や汗をかきました。
黒嶽荘はあと少しなのですが、腰を下ろし、(腰は抜けていません)が、
イノシシを気にしながら、休憩にしました。

15時30分、黒嶽荘到着。紅葉下見登山の疲れもあるところですが、
先ほどのイノシシとの遭遇で、今日はやけに炭酸水が浸みます。うまいです♪

白水に到着しましたが、今水までどうやって戻る!?バスがなければタクシーで
今日は、単独登山なので少々の無理、無謀な計画です。
バス停で時間を見ていたら、車が止まり、『バスは、土日は来ないよ』と、
男性が声を掛けられました。『今水まで戻るのですが・・・』
家まで戻るので、『長湯温泉までは、送ってあげるよ』と、いって頂き、
わたしは、素直に甘え、車で長湯温泉まで送っていただきました。

車中では、ご恩を感謝するとともに自己紹介を行うと、送って頂いた男性は、
なんと、『白泉荘(はくせんそう)』のご主人でした。ありがとうございました。
黒岳登山、紅葉の時期、そして遭難救助のエピソードなど短い時間でしたが
貴重な、有難いお話を聞くことが出来ました。
感謝するとともに、改めて、次回、山荘に出向きたいと思います。
本当に、ありがとうございました。

長湯温泉で下車、白泉荘のご主人と感謝の別れです。
長湯温泉からはタクシーに乗車し、今水16時35分現着でした。
紅葉登山、出会いと感謝、反省の山旅でした。