陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

近藤史恵リクエスト!ペットのアンソロジー

2014-09-17 19:17:13 | 


近藤史恵を知らなかった^^;
ペットに惹かれて借りてきた。
ペットは犬猫はもとより鳥に爬虫類と甘くならない構成。

今、猫と二人?暮らし。
自由を奪って人間の都合のいいようにして。
モコが居るから安定していられる自分も感じている。
なんだかんだって、最終的にペット愛溢れるお話は
「ご馳走さま」
と、言う感じ。
もっとも、爬虫類より手触りのいいモフモフのペットがいいけど。

なかなかの作家と内容のセレクトだったから、
近藤史恵の犬が出てきそうな小説を二冊借りてきた。
「三つの名前を持つ犬」
「最後の毛布」




旅屋おかえり 原田マハ著

2014-09-16 15:05:14 | 
泣かせてくれる。
悪い人が一人も出ない。
人はみんないいとこもわるいとこも持ち合わせてなんぼ。

落ち目のタレント 丘えりか が主人公。
旅からおかえり。
名前から笑える。
ご都合の良い偶然が重なってストーリーが展開するが、
心身お疲れモードの時はいいかも?



って、言うか最近はお固いのは無理に成って来ている感じ。

母親ウエスタン 原田ひ香著

2014-09-09 22:37:27 | 


母のない子を求めて、押しかけ母になり、理想の母親になりきる。
父子家庭に落ち着きがでてきたら、風のように去って行く女。
なるほど題名の「母親ウエスタン」

実の母より一時の俄か育ての母を乞う子供。
いつまでも子離れしたくない実母。
私自身、母親であり子供でもある。
いろいろと思うとこあり。

転々とする地方のコチンコチンの考え方や感じが
田舎に住んでいるからこそとなんだか分かりすぎるとこもあったわ。

読み易くて手ごたえがあって、
久々にコレ、当たり

ホントは原田ハマさん作と間違えて借りてしまったんだけど(~_~;)





アククレピオスの恋人 林真理子著

2014-09-08 04:15:15 | 
ええまいど、やっぱり登場人物は金と美とお家柄という分かりやすい上層階級ばかり。

アククレピオスというのは
ギリシア神話医術つかさどる神様。
いつも杖を持っていて、それで病人を治すが、杖にヘビがからみついていたそうで、
主人公の属するWHOのマークになっているそう。

医者の話なので、とりわけお家柄にもこだわり。
医者家庭に育って医者になるもの。
サラリーマン家庭から一族の夢背負って成る者との差。
こう言う細かな階級区別のいやらしさを書かせたらこのひとの右に出る人はないかも?

彼女の上向志向、劣等感の裏返し?
どうでもいいけれど、ブツクサ言いながら全部スイスイ読んでしまう。
この読みやすさに惹かれては林真理子を読んでしまう。

WHOとのことで、今世の中を震撼させているデング熱もエボラ出血熱も登場してくる。

人間模様の絡み、人の底意地の悪さ、俗人だらけの医師の医師たる真髄をみせて物語は終わる。

素人と著者がかなり調べて書いている努力感じた。
これだけ医者ブランド好きに書かしてみようという編集者の意図もあったかな?
と、言う気もしないでもないでもない。



リボン 小川糸著

2014-09-03 04:03:13 | 


何日かけて読んだ。
小鳥と人との交流が幾つかの物語で構成され
どこかで人が絡んで大きな話の流れになっているんだけれど、
最近は、本を開く度に前に読んだ部分を忘れ...
何度も重複して読み返し話を追う感じだった。
一気に読んだ方が良い話だったかな?

リボンはオカメインコの名前。
おばぁさんのすみれちゃんがなんとお団子に結った頭の中で孵化させる。
このすみれちゃんが老いる過程と孫の成長も読みどころ。

著者ならではの感受性豊かなというか
どちらかと言うとデリケートすぎる登場人物がやさしく描いてある。

孫で語り手のひばりが大人になって傷つき過ぎているとこ。
大人っていろいろあって大人になるワケだけど、ちょっとついて行けなかったかなぁ~

人と人と、人と小鳥と魂で繋がるリボン。
題名と小説の命題がラストで合致なんだけど...
なんとなく私は醒めた。

糸さんファンごめんなさい。

あつあつを召し上がれ 小川 糸著

2014-08-26 06:56:40 | 


食事にまつわる短編七つ。
どれも最後の晩餐あるいは、これからスタートを切るためのけじめの食事。

材料に拘り調理方法に拘りがある特別なものばかり並ぶ。
食は人を繋げる大切なアイテムなんだと改めて思ったり。

最後置かれていたお話は
四十九日に母娘で食べる故人拘りのきりたんぽ。
亡くなる直前にも食べたがった故郷の料理で
思い出しつつ涙して、思い出しつつ言いつけどうり作ったものの
どうしたことか、不味くて食べられなかった。
謎解きはこれから読む人のために止めておこう。

せっかく作った不味い手のかかったきりたんぽ鍋を流しに捨てて
亡き人は亡き人として、
インスタント出汁で
ちゃっちゃと簡略きりたんぽを作ってしまう。

食べさせる人のない料理は力が入らない。
でも、食べること止めるワケにはいかない。
さらに一人分って材料はちょっぴりだし
相違と工夫が必要だ。
故人が許さなかったインスタント出汁を使い
食事を支度する寡婦についつい自分を重ねた。

どのお話も切なくて、
ほっこりしたり、人間の抗えない性を思ったり...

美味しゅうございました。
さァ~朝ごはんしよっと^_^



星々たち 桜木紫乃著

2014-08-24 05:58:08 | 
「ホテルロワイヤル」で直木賞受賞。
ラブホテル経営者の子として育ったとか、ご本人のあけすけな語り口に興味を持って、図書館にあるモノをセッセと読んでいる。

ストーリー構成がミステリータッチで
ふんふんそれでそれでと深みに連れて行かれる感じ。
今回は親子関係の希薄さが生んだ性格か、拘りの薄い登場して絡んでゆく。

最初は懐かしの歌謡曲から話が進んでゆく。
もう記憶が危なくて、
伊藤咲子の「乙女のワルツ」ってどんな曲?
寺尾聡「渚のカンパリ・ソーダ」って?
ルビーの指輪なら知っているけど???
現在、時間はたっぷりあるんで、
YouTubeで確認しながら思い出しつつ読み進んだ。

最後の最後にてんでばらばらで会うこともな経過した母娘がちゃんと不思議の縁で合致?して幕。

読後の収まりがいい。

人生の優等生でない人たちの話の方が私の胃の腑にはすっと収まる。
と、言いつつ
優等生しかでないNHK朝ドラ「花子とアン」もしっかり見て泣いて(*^^*)

ところでホテルロワイヤルは図書館で受賞後相当数の予約待ちということで、
未だお姿を拝んでいない。
手垢にまみれて図書館の棚に戻る日を待つことにしよう。

短歌ください 穂村 弘

2014-08-06 00:42:37 | 



「ダ・ビンチ」で掲載された第一回からさ第三十回までをまとめたもの。
短歌ってスゴイ!
の一語に尽きる。
衝撃だった。
川柳より七七音が多いだけで表現される世界が具体的に見えてくる。
集まった句が若い人のと言うだけでないキラキラした力を感じた。

穂村氏がこうすると平凡でつまらない歌になるよとよ並べて、良し悪しを納得させる手法勉強になった。

なんて・・・7月終わりに書きかけて
飽きて記事は放置。
読み終わった本方は図書館に返したので、
この歌に心が動いたってのをココに置けない・・・無念。

台風11号の影響か?
雨音がひどくて不気味で眠れず、
局地的集中豪雨も体温みたいな暑さも
15年位、前にはなかった気がする。
久々に薬のお世話に~
そのうち~きっと眠くなる…
豆乳ココアもお腹に入れてみよう。


しかし…飼い主さまはどこへ寝るん?
モコにゃんにゃん^o^





じゃんけんで負けて螢に生れたの

2014-08-05 23:33:14 | 
平 安寿子の「オバさんなっても抱きしめたい」を読んでいる。
作中に俳句が出てきた。

“じゃんけんで負けて螢に生れたの"

作者は池田澄子とある。
思わず本を投げして検索。

池田澄子の俳句

いっせいに毛虫孵りて毛虫に会う
おかあさんどいてと君子蘭通る
かなかなや死は外海へゆくごとく
これ以上待つと昼顔になってしまう
じゃんけんで負けて螢に生れたの
ふたまわり下の男と枇杷の種
まず口をあけて暑き日始まりぬ
セーターにもぐり出られぬかもしれぬ
ピーマン切って中を明るくしてあげた
主婦の夏指が氷にくっついて
五十回春来て鏡囲いの朝
人が人を愛したりして青菜に虫
元日の開くと灯る冷蔵庫
卯の花腐しハンガーに兄を掛けておく
原爆落とされし日の屋上の望遠鏡
君が代の朝の暑さに緘黙す
否否と加齢や雪の日の体温
味噌醤油涼しくなりはじめておりぬ
呼んでいただく我名は澄子水に雲
夏の終わりの浮きぎみの?と傾ぎぬ
夏の雨いたみはじめる乳は母
夕顔ひらき戸棚の皿のなまあたたか
夕顔やいくたび米を研ぎ了えき
天高し歩くと道が伸びるなり
定位置に夫と茶筒と守宮かな
屋上で罌粟を蒔き扶養家族なし
屠蘇散や夫は他人なので好き
師も父も夫もおとこ初霞
戴いてその日咲ききる冬の薔薇
拓チャンの書初め大いなる楕円
日は真上大き目高のちいささよ
春宵のつくづくたたみいわしの目
春風に此処はいやだと思って居る
月おぼろ実は…のあとが聞きとれぬ
月の夜の柱よ咲きたいならどうぞ
未だ逢わざるわが鷹の余命かな
桜の下散るか散るまで待てません
毛糸玉或る時いのちふっと無し
沸き減ってお湯が濃くなる蝉しぐれ
泣きやめて師へ奉る雪兎
潜る鳰浮く鳰数は合ってますか
無花果や神も仏も見たことなし
父の好みの母が小さし茶の花垣
生きるのが大好き冬の始めが春に似て
相逢うて飯食う疲れ遠花火
育たなくなれば大人ぞ春のくれ
腰高の兄よ水母を海に飼い
花の盛りの花のまったく見えぬ窓
茄子焼いて冷やしてたましいの話
蓬摘み摘み了えどきがわからない
行く秋の吐く息くちびるよりぬくし
言霊のすゝと避けゆく春炬燵
逢わぬ日を地つづき霞つづきかな
長年を椎の木であり花ぽろぽろ
雪積む家々人が居るとは限らない
霙るるや私の川いや深く
風花やまばたいて瞼思い出す
颱風の目の中部屋の上に部屋
食欲兆すさびしさ坐り直す秋


(現代俳句協会HP データベース 作家一覧より)

現代俳句ってスゴイ!
俳句はもっと形にはまったものだと勘違いしていたらしい。

彼女自身も検索してみた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/22 03:27 UTC 版)
神奈川県鎌倉市に生まれる。父の出征のため父の郷里である新潟県村上市に疎開し、1947年より結婚まで新潟市に育つ。俳句をはじめた時期は遅く、たまたま目にした阿部完市の俳句に驚いて興味を持ち、1975年に堀井鶏主宰の「群島」に入会(のち同人。1987年廃刊)。1983年より三橋敏雄に私淑、のち師事し、三橋指導の「檣の会」に入会(2001年解散)。

1988年「未定」参加(1994年退会)。「船団の会」参加。同年8月、第一句集『空の庭』刊行、翌1989年、第36回現代俳句協会賞受賞。1995年「豈」参加。2006年、句集『たましいの話』で第7回宗左近俳句大賞受賞。その他の句集に『いつしか人に生まれて』『ゆく舟』『拝復』など、他にエッセイ集『あさがや草紙』、評論集『休むに似たり』などがある。



俳句は花鳥風月森羅万象を詠むもので
川柳が人を詠むものかと思っていた。
川柳と俳句・・・
線引きが分からない・・・

子育てはもう卒業します 垣谷美雨著

2014-07-30 04:50:15 | 

始めて読んだ著者の小説は「七十歳死亡法案、可決」だった。
題名のインパクトに目が止まった。
超高齢化の波が国庫圧迫は明白。
だけれど、それはタブーでしょって事が堂々とタイトルになってて
思わず図書館の書棚から抜いた。

それに比べると、これは平凡きわまりないタイトル。
タイトルだけでほぼ内容が知れようと言うもの。
予想に反せず、親の敷いたレールに反発して自ら選んだ道を選んだ大学の同窓生三人。
選んだもももそれはパラダイスではなかったワケ
自分の選択を反省しつつ、我が子に自分の理想レールを敷き強いて
当然ながら大人になった我が子から反発にあい
自分自身の呪縛に気がついて
「子育て卒業」となる話。

女の一生。
55歳の主人公たちに“今が一番しあわせ”と言わせ
やっと心の自由を手に入れて先への希望をみせて終わっている。

超高齢化。55歳からもひと花咲かせられるって事かも。
気力、体力落ちつつも……もうちょいコピっとがんばるっきゃないのかな?


「リセット」 垣谷美雨著

2014-07-25 07:52:59 | 
偶然に出会った同窓生三人が、
<遠来の客> と言う居酒屋で
30年前の17歳に戻ってやり直してみたいとボヤく。
「ご注文は30年前ですね?」
と、はっきりして決意も意思もないまま
リセットボタンが押される。

中身は47歳の高校生が、
47歳の目線で我が母や家族をみると
当然ながら感慨が違う。

思ったとおりの希望の道の違った道を行く3人。
果たして、その15年後。
幸せか?満足か?



どう言う人生を歩んでも、結果ってそんなもんかなと納得させられる。
あの時あそこでこっちへ曲がっていたらと思う時がないとは言わない。
しかし、
わざわざ二度もやり返す時間がもうしんどい。

47歳の時、リセットボタンを押さなくても私には転機がおとずれた。
まっすぐ続く夫婦生活がプッツン。
性格は変わりようがないけど、
多少、考え方が変わったと思う。

好むと好まざるとに関わらず
リセットボタンは死ぬまで何度か向こうからやってくるのかもしれない。





「もう、怒らない」 小池龍之介著

2014-07-22 04:21:30 | 


朝日新聞のコラムで知った僧侶の著書。
友人にファンがいて、読んでみたいと言ったら
「もう、怒らない」
「考えない練習」
の2冊を持ってきてくれた。

2冊ともベースは同じ。
“ああ~そうね”っと読んでいる間は
スッスッすと納得する。
じゃあ、今の今から
怒りっぽい、悩みだらけで、欲まみれの自分が
止められるなんて事はないわね。

ただ、ちょっと待ってと一拍置く練習、
感情が突っ走りそうな時のブレーキに
思い出せれば幸い。

たぶん、事を起こして
冷静になった時に思い出すのがオチ。

煩悩が具体的な発言や行動として出てくる前にブロック。
「ブロックできた」という自信が、善い習慣の定着を促しテクレル・・・

そうありたいね。
具体的に説いてあるいちいち納得できる一部タイトルを置いておこう。

分かってもらいたがるから分かりあえない

「聞き上手」という名の「聞く振り詐欺」

「正しいことが好き」は病気

ムカつきの原因は「不当に扱われた」と感じること

自分の煩悩は好き・人の煩悩は大嫌い

そして大事な処方箋
「欲望」「怒り」「迷い」を生み出す心の仕組みをなぁんだと納得したら、
不毛な考えごとを抑制。
自分の身体的感覚にじっと集中。
座禅?
ここは“手があたたかい、鼓動がゆっくり打っている…"と心を落ち着ける
心理治療なんとか法に似ていた。

怒りから解放されたら、
本当の心の自由が得られ、穏やかに楽しく過ごす幸せを味わうことができる…

そうな~^o^

凡人だからね
お坊さんみたくはやっぱり無理。

蚊が止まったら、刺される恐れからパチっと叩いてしまう。
刺されている感覚に集中は…無理。







母 三浦綾子著

2014-07-16 15:04:28 | 


還暦祝いに娘夫婦から貰ったiPadから投稿。
こんな便利なモノはないと、ボロいPCは開ける事が減った。
ブログは久しく休んでいたが、
iPadからも簡単に投稿できると今日のさっき分かった。

記憶とみに危ない昨今、
読んだ本くらいまた置いておこうかと思う。

図書館でふらっと
三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」を借りた。
数年前、京都で細川家の秘宝展だったかな?
「がらしゃ」
と細いひらがなの記名がある手紙を見た。
程度の知識で読んだからグッグッグッと惹きこまれた。

三浦綾子の小説は何十年ぶり。
続けて「銃口」
そして「母」
を読んだ。

小林多喜二の母が思いを語る手法で書かれていた。
ちょっと前、と言っても数年前か?
ブームになった蟹工船に続いて読んだ気がする。
多分、二度目^_^
最近は読んだ内容を再読でじっくり思い出すから、
何度読んでもフレッシュ。
年を取るのも悪くない。

三浦綾子の小説はキリスト教色が強い。
むかしむかし習ったキリスト教がどこか私の深部に息づいている。
なんとなく優等生っぽいとも、
善人っぽ過ぎるんじゃないかとも思える登場人物の思いがストンと胸に落ちる。
そんな自分に気がついた三冊だったかな?

白蓮れんれん   林 真理子著

2014-07-11 22:36:40 | 


毎日がお休みになって、
じっくり朝ドラを観ている。
赤毛のアンは子供の頃から好き。
初回からほとんど欠かさない。

意外や意外、途中から白蓮登場。
常識の枠をでない花子さんよ白蓮に惹かれる。
むかしむかし、読んだ記憶のある本書をまた図書館で借りて読んだ。

今度は白蓮短歌が気になり出した。
ちょっと置いておこう。


われは此処に神はいづくにましますや星のまたたき寂しき夜なり

われといふ小さきものを天地の中に生みける不可思議おもふ

踏絵もてためさるる日の来しごとも歌反故いだき立てる火の前

吾は知る強き百千の恋ゆゑに百千の敵は嬉しきものと天地の一大事なり

わが胸の秘密の扉誰か開きぬわが魂は吾に背きて面見せず昨日も今日も寂しき日かな

骨肉は父と母とにまかせ来ぬわが魂よ誰れにかへさむ

追憶の帳のかげにまぼろしの人ふと入れて今日もながむる

船ゆけば一筋白き道のあり吾には続く悲しびのあと誰か似る

鳴けようたへとあやさるる緋房の籠の美しき鳥


寿フォーエバー     山本幸久 著

2013-07-05 22:12:14 | 
寿フォーエバー
クリエーター情報なし
河出書房新社


久々に小説。
暗くない楽~ぅ~に読めそうなのを選んだ。

のっけからハリー&メロロンのブライダル相談。
読まずに放りだしたくなったが、
個性豊か過ぎる登場人物たちをグッとがまんしつつ怖いもの見たさで読み続けると、
だんだんまともな感覚が顔を出してきた。

仕事って、職場のチームワークってこうでなくちゃ、
結婚でこうでなくっちゃ
と最後は安心でき、結果としてはめでたしめでたし。


それでも、
名前がカタカナなのにちょっと引く。
遅く出来た3歳児に部下を巻き込んでの親バカぶりにはムッとする。

順番が気になるざわついた病院の待合室で完読。
こういう場所で読むのには最適だった。
しかし読み易過ぎて予定より早く完読。

山本幸久ってなかなか面白い。
また借りてこようっと~♪

読み終わってから、診察室に呼ばれるまでの間が落ち着かなかったねぇ~










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