知的障害者施設で虐待か 大阪府が調査、指導へ(共同通信) - goo ニュース
社会福祉を学んで職員となった人たちが
どうしてこう言う事をしでかすのか?
施設という場で横行する常識に
正しいまなこが簡単にくもってしまう恐ろしさ。
強力な意見に押し切られる集団の怖さ。
自分の思いがはっきり伝えられない人の声を
しっかり聞き取って
助けの必要なところをしっかり分かってあげて
自己実現の手助けが出来て
初めて福祉施設であろう。
施設が閉鎖的なものと成らない様に切に願う。
知的障害者更生施設「高井田苑」
知的障害者は更生されるべき人たちなのだろうか?
世に普通に掲げてあるこの施設名もヘンだとワタシは思う。
あまりに腹立たしいニュースなので詳しいモノ↓を探しました。
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2008年01月21日 asahi.com>関西>ニュース> 記事 からコピペ
『倒す・殴る・からかう・動物に例える 柏原の障害者施設』
利用者になめられるな――。暴力的な対応が明るみに出た大阪府柏原市の知的障害者更生施設「高井田苑」。人との関係づくりが苦手、理解力が弱いといった不自由さを抱えがちな知的障害者を威圧することで、施設の「平穏」を作り出そうとしていたという。実態を証言した職員らは「自分も力に頼っていた。正しい支援方法が分からなかった」と悔やむ。
「お前、はよせえ」
ある元職員は「掃除時間に、男性職員がしばしば怒鳴り散らしていた」と話す。遅れがちな利用者をあおむけに倒し、いすの脚を腹部に押し付けることも。外出時、空腹で落ち着かない利用者の腹部を引率職員がアッパーカットの要領で殴打したのも目撃した。
利用者の大半は重度。自分の手をかんで傷つける、他人をたたく、物を壊すなど対応の難しい強度行動障害の人も多い。
別の元職員は、かまってもらおうとたたいてきた利用者の背中へ、職員がひざげりしたのを見た。何度も平手打ちをする現場を見た職員も。他の利用者をたたいた罰とのことで、ほおが腫れ上がっていた。注意すると、後日、同僚から「難しさを分かっていない」と非難されたという。
からかいもあった。「○○さん、家に帰られへんねんで」「もう絶交や」と突き放す。「いや、帰る」「仲良くして」と必死にすがる様子を面白がったという。自分もしたという元職員は「正しいかかわり方が分からなかった。申し訳ない」と悔やむ。
複数の現職、元職員は、幹部が「犬や猫でもトイレのしつけをすれば出来るようになる」「利用者は動物的な感覚を持っていて、どの職員が思いのままになるかならないか分かる」と、利用者を動物に例えて話していたと証言する。職員の一人は「理性、知性を持たない、本能で動く存在という意味合いと理解した。そのような発想が、問題の原因になってきたと思う」とうなだれた。
久門良也施設長は「職員には手を出すなと言っている。ただ、暴れたら押さえつけなくてはいけない」。犬猫発言については、「食事と排泄(はいせつ)は人間の本能。それすら教えていない親御さんもいる。それはおかしいでしょうという話」という。
高井田苑での職員の暴力的対応については、昨年8月30日、訪れていた府職員3人も、たたいているのを目撃。05年2月には利用者家族も気づき、柏原市に通報した。実習生からの報告を受けた大学が人権配慮を申し入れたこともあった。