職員は
「勤務時間内に配達を終えられず、
局に持ち帰ると上司に怒られると思い、自宅に隠した」
と話しているという。
息子がクビになった理由に事故が多いと言うのがあった。
時間内に配達し終えて帰らないと『上司に怒られる』ので
猛スピードで配達をしていたと言うのだ。
しかも誤配通報があれば激しく叱責。
息子は同地域配達の人にうまく誤魔化され
人の2~1.5倍の郵便物をあてがわれていたと言う。
人間関係が付かない。
班のみんなが嫌っている。
直属の上司がそう言い放って
アスペルガーの特徴を記したプリントも用意して
親である私が障害枠雇用切り替えにしてもらってもと
話を切り出したが、
プリントに手も触れなかった。
息子はたびたび壊すミラー部品を自分でいくつも買って
報告せずに取り換えるようになっていた。
直接、私が郵便局に出向く事になった
住宅地の曲がり角に違法駐車の乗用車にぶつかった事故は
最初、隠匿して帰ってきた。
様子のおかしいのに気付いて、聞き出し説得して
局まで報告に連れて行った。
配達用バイクは普通のバイクよりも乗りにくいんだそうだ。
危険なバイクで追いたてられる配達員の
正規の職員配達員の占める割合は
今、1割にも満たないのではなかろうか?
民営化に向けてコストダウンしか考えていない。
上司の日常的叱責は部下の隠ぺい工作を誘発する。
自分の保身第一となり、モラル低下を招く。
猛スピードの赤いバイクを見る度に
軍隊のようだったと息子の言葉を思い出す。
配達は好きだったと息子は言う。
主治医もバイクでひとりで行う仕事は向いていると言っていた。
職場体質には向いていなかったのだ。
配達されない郵便物が7167通になるまで知らず
彼を隠ぺい工作に追いつめた直属の上司も
一緒に懲戒免職になるべきではなかろうか。
郵便局の体質はどこも同じらしい。
脱線事故で多くの犠牲が出た
先に民営化したJRと郵便局となぜか酷似している。