日勤教育ってなんだろう?
Yahoo辞典に出ていた。
どうやらJR西日本でだけ通用する社内言葉だったらしい。
信号違反や停車駅の通過などのいわゆる「運転事故」が起きた場合、
再教育を行うというもの。
期間は期間は1週間以内が70%を占め、1か月以上は6%とある。
さて、その教育内容だけれども
JR西労組が所属する運転士を対象に05年5月緊急アンケートから
たとえば反省文やリポートの繰り返しのほか、
一部にはトイレ掃除や窓拭き、ハトの糞処理などもあったという。
日勤教育を受けた4割の人が
「罵声を浴びたり、見せしめ的な扱いを受けたりした」
と感じている。
再教育のカリキュラムはなかったと言うことだから
教育する側の裁量に任されてきたのだろう。
旧軍隊を想像してしまうのは私だけだろうか?
怖いと言う意識は
人を縮み込ませる。保身しかさせない。
保身がウソを生む。
息子の郵便配達員時代を思い出す。
スピードと正確さが郵便配達の善だった。
運転が普通より難しいと言うバイクで
時給扱いのアルバイトは量を一定時間に配り終えて
帰局しないと
『遅い』と叱責をくらう。
誤配の連絡が入ると叱責。
事故ると叱責。
息子は早く配るために
法定速度は守っていられなかったと言う。
よく転んだらしい。
ミラー破損が度重なって、
自前でこっそり買って付け替えるようになった。
我が家には名残りのミラーが3個残っている。
クビに結びついた
曲がり角の違法駐車車両への追突破損事故では
上司への叱責が怖くて
相手方と示談にしようとしたのが私に発覚。
数時間遅れて、報告に連れて行った。
犯すまい思っても過ちを犯すところに人間らしさがある。
社保庁のずさんさまでくると庇いようがないが、
そこをどう回避して、最小限度に留めるか?
本人の努力と工夫による自己変革の注意意識しかないと思う。
この事故を教訓に
人さまの生命を預かっていることが第一。
正確さは二番目と言う大原則で
臨機応変な判断行動ができる運転士さんを教育して欲しいと願う。
くりかえすが叱責で縛り付けては
臨機応変なやわらかな
その場その時に何が大切かという
自己判断能力は育たない。