エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群泉 流星新潮社このアイテムの詳細を見る |
この手の本が図書館に並んでいただけで感激もの。
思わず借りてしまった。
職場で30代の小学生持つ女性に
『我が息子はアスペルガー』と話したら
『昔は支援教育もなくて大変だったでしょう?』
と返事が返ってきた。
時代は良い方向に変化しているに違いない。
アスペルガー当事者である著者の
地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる泉 流星花風社このアイテムの詳細を見る |
↑は書店にみつからずAmazon購入したのはいつだったか?
本書は
僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活泉 流星新潮社このアイテムの詳細を見る |
↑の続編であろうか?
地球人日本国籍の技術者である夫がアスペの妻を語っている風に書かれてある。
実際は妻である本人が夫になりすまして、自分を観察していることになる。
このくらい客観性があれば悩みは少なかろうと思いきや
いつも鬱でアルコール依存症も経験スミ。
なかなか厳しい日常を送られている。
自身をエイリアンと称するくらい
世間一般とかけ離れた自分を感じて居られるのだろうと思う。
我が家のエイリアンとは
少々違う部分も
言葉の正確さ追及や難しい言葉を多用するそっくりな部分もあった。
夫君のあとがきに
「13年以上夫婦をやってきて、僕も妻に似てきたなぁ~」
とある。
28年間、母をやっているワタシ。
もっと色濃く似てきているかもしれない。
似ている人が増えれば、
エイリアンと地球人との差は縮まるよねっ!
著者は女性。
結婚されている人の率は女性の方が多いのではあるまいか?
読後に
圧倒的に多い男性当事者の方が
エイリアン振りは勝っている気がしないでもないでないような?
ウチの息子が思いの外、重症ってことだけなのかもしれない。
自分の特徴書いたカードを渡して
トラブルを回避する方法はなかなか良いと思われるが
我が息子の場合
自分自身についての客観性が乏しいし
自分はパーフェクトでありたいと思っているので
自分凹んだ部分など相手に示すことが出来るかどうか?
ASにもいろいろありきで
全部が全部あてはまらないからややこしい。分かりづらい。