重たいのを観てしまった。
重度の喘息患者が自分の最後は医師に決めて欲しいと依頼する。
スパゲティの肉の塊で生き永らえたくはないと。
そして心肺停止状態で救急搬送されてくる。
救急処置で人工呼吸器が付けられ
命はとりとめたが意識が戻らない…
治すことだが医療なのか?
意識がない状態で、本人の書面によるリビングウイルが問われる。
延命措置とはどういう治療から先を言うのか?
一旦、施した医療行為の中断をした医師が殺人罪の問われる。
家族への説明充分だったか?
本人の意識が例えそうであっても
「誰も責任を取りたくない」
と言う言葉が印象的だった。
介護施設で看取りという話も聞くが、
誤嚥性肺炎で食事とれなくなり
高齢のため嚥下困難。
誤嚥を繰り返すおそれありと胃瘻を施される例も少なくない。
食べられない状態で受け入れてくれる介護施設はないと説明される。
その時、
自分の置かれている状況を正しく判断して、自らNOと言える能力が有るか否か…
財布に入れている尊厳死協会のカードを取り出して眺めた。
尊厳死の宣言書(リビング・ウィル Living Will)
協会記入欄
登録番号
年 月 日 年 月 日
私は、私の傷病が不治であり、且つ死が迫っている場合に備えて、私の家族、縁 者ならびに私の医療に携わっている方々に次の要望を宣言いたします。
この宣言書は、私の精神が健全な状態にある時に書いたものであります。
従って私の精神が健全な状態にある時に私自身が破棄するか、又は撤回する旨の 文書を作成しない限り有効であります。
(1)私の傷病が、現在の医学では不治の状態であり、既に死期が迫っていると診断さ れた場合には徒に死期を引き延ばすための延命措置は一切おことわりいたします。
(2)但しこの場合、私の苦痛を和らげる処置は最大限に実施して下さい。そのため、 たとえば麻薬などの副作用で死ぬ時期が早まったとしても、一向にかまいません。
(3)私が数カ月以上に渉って、いわゆる植物状態に陥った時は、一切の生命維持措置 をとりやめて下さい。
以上、私の宣言による要望を忠実に果たしてくださった方々に深く感謝申し上げる とともに、その方々が私の要望に従って下さった行為一切の責任は私自身にあるこ とを附記いたします。
年 月 日
自署 氏名
明治 大正 昭和 年 月 日生
住所
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