![]() | 生命徴候あり久間 十義朝日新聞出版このアイテムの詳細を見る |
また不調を訴えて休日緊急診療へ連れて来た
心筋梗塞で心臓カテーテル術を手術した病院の待合室で
姑の検査と点滴待つ間に読んだ。
たまたまひとりで外出先でお茶する時の手慰みにバックに入れていたもの。
都合5時間は待ったから本があってよかった。
緊急と言う割には医師診てもらう前のバイタルがしっかりしていたし、
待たされていると言うことは
緊急手術の入院のと言う事態ではなかったらしいから
あまり心配もせず本に集中。
読み進めば心臓カテーテル術に長けた女医が主人公。
ジャストフィット?な小説だった。
この前に読んだ『聖ジェームス病院』がおもしろかったから
返しに行って、同じ著者の医療物で
今年の4月発行の図書館の本としてはピカピカのこれを借りた。
前作と同じく医師名誉欲がドロドロした物語を展開させてゆく。
IT青年実業家のヒルズ族も登場して
話はちょっと前の世相反映して前作より深みがあった。
ちょっと悲劇に過ぎる結末の
〆にバイタルサインの微かな希望の光を見せちゃんとタイトルと重なった。
小説って面白いなぁ~と言う読後感が満ちてきた。
医療が専門でない著者の下調べの労力にもひたすら感心した。
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