夢は六小に在学中、六小のチャイムが何のメロディーなのか、いつも気になって
いました。でも、とうとう卒業までわかりませんでした。しかしそれが、卒業
ウン十年目にしてやっとわかったのです。チャイムは、ベートーベン作曲『田園』の
冒頭部分をアレンジしたものでした。そして、それがわかった時、夢は、なぜ『田園』が
六小のチャイムに使われたのか、なんとなくわかる気がしたのです。夢の在学当時、
六小の周囲はほとんどが畑や林で、家は数えるほどしかありませんでした。そう、
よくある田園風景そのものだったのです。田園のまん中に建つ学校、そんな情景に
メロディーがぴったりすると、『田園』が学校のチャイムに使われたのでしょう。
最も、この思いは、あくまでも夢の直感ですが。
このへんの詳しいことは、後ほど『風の向こうに(第三部)』にて。まずは概略まで。