
川口市にある興禅院さんの裏手、「十三仏」周辺は台地の下にあり木々に囲まれている。
上を仰ぎ見ると緑の葉が覆いかぶさってくるようです。
新緑の時の柔らかな緑ではなく盛夏の緑は色が濃くて怖いぐらいに感じる。
一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなるような不思議な感覚。



ほの暗い林の中、今年もオレンジ色の灯りを灯すキツネノカミソリ。
興禅院さんは秋になれば彼岸花が美しい。
今年もリコリスの季節がスタートしたのねと季節の移ろいの速さに驚いています。

ほら、林のすみにリコリス・アルビフローラがひっそりと咲いていました。


シュウカイドウやユキノシタにシダ…、葉っぱの形も様々でどれもみな愛らしいと思います。
色も形も違うものが集まってこの緑の世界を作っている。
その中で紫陽花が青白い静かな光を放っていました。


シュウカイドウはまだ咲き始め。
鳥の鳴き声も聞こえない静謐な心細い時間を慰めてくれるような…。
優しい花だと思います。
7月26日現在、スズメバチがいるようです。
これから訪れる方がいらしたら、お気をつけください。
2009年7月26日 川口市興禅院・十三仏周辺
カメラ:RICHO Caplio GX100、Canon EOS Kiss Digital N(3,9枚目のみ)
