あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

桜の頃

2010-04-09 21:58:07 | 日記・エッセイ・コラム

桜の頃
桜が満開となりました。

周りのみんなの話題も自然に桜のことが多くなって、少し浮き立つ季節です。

私は少女の頃は、桜よりも梅の方が好きでした。

まだ冷たい空気の中に凛と開く健気さと、芳香に惹かれて、皆はなんであんなにも花見だ桜だと騒ぐのかな、と思っていました。

けれど、歳を重ねてくるとなぜか、桜に惹かれるようになるんですね。

あの、あっという間に咲いて、ぱっと散るはかなさに、何となく人生を連想するんですかね。

それに以前、夜桜を友達と見たのですが、寒かったけれど本当に満開で、その時初めて、桜の芳香を感じたのです。

満開の花の中でやっと感じる、微かな香りでした。

私の中では、桜は華やかな花ではなく、ひそやかな花です。

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2 コメント

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私も、昔は梅の花の方が好きでしたね[E:confident] (エラティト・シン)
2010-04-09 22:17:38
私も、昔は梅の花の方が好きでしたね[E:confident]
万葉集の『春の夜の 闇はあやなし…』という歌を見るにつけても、やっぱり、薫りは梅の方が勝るんだよね[E:confident]と思いましたし…
でも、もう10年以上前になりますか、ちょうど満開の桜の下を通った時に、「あ、これは桜の薫りなんだ…[E:sign01]」という発見をして、少し認識が変わった経験があります。
管理人さんも私も、歳を取るにつれて桜への認識が変わっていったというのは、やはり、DNAに刷り込まれた何かに抗しきれないって事なんでしょうかね…[E:confident]
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DNAのせいもあるでしょうが、歳を重ねてくると... (雨ふり猫@管理人)
2010-04-09 23:19:50
DNAのせいもあるでしょうが、歳を重ねてくるとそれだけ、色々なものの見方や、感じ方も変わってくるような気がします。
ずいぶん遠くまで来てしまったなぁ、と思うことが多くなった今日この頃。
歳をとるのも悪くない、と思えるようになったらいいのですが。
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