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最初の、ひとくち 価格:¥ 1,000(税込) 発売日:2007-10-10 |
もともと樹海(私の部屋の本の山)の積読本を読んで減らそうと始めたブログなのに、ちっともそっちは読んでない……ま、それはちょっと置いておいて(^^ゞ
まえがきに、“子供時代から今に至るまで、はじめて出会った「味」をどういうふうに感じたかを書いてみた”とあるとおり、思い出の味についてのイラスト入りエッセイ本です。
著者の方と年齢が近いので、思い出の味ってたぶん一致するだろう、と思ったのですが、とくにうわっ、と思ったのが『手作りホットケーキ』の章。
ママレンジ、というクッキングおもちゃが出てくるのですが、小学生の頃、私もこれが欲しくてたまらなかった。
今もクッキング・トイって人気あると思いますが、ああいうのって、“実際にお菓子が作れる”“なおかつキッチンのミニチュアみたいでカワイイ”ということで、妙に心そそられるんですよね。
でも、当時の私には目の眩むような高価なおもちゃで、ねだること自体考えられなかった。
それを、著者の方は買ってもらったそうで、しかも、その『ママレンジ』(見た目は外国の本物のガスレンジ風、と本にもありますが、子供の目にはかなりお洒落なおもちゃだった)で作った小さな小さなホットケーキは、なかなか美味しかったとか。
いいなぁ…と、しばし小学生の頃の思いに戻って、しみじみしてしまったのでした。
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