Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ダマスクローズ 56

2020年05月20日 | ダマスクローズをさがして — Ⅱ

    

                 ※2 ロサ ルゴサ;R. rugose 

絵と文章をWikiから引用させていただきました。

ロサ ルゴサ(R. rugose、ハマナス、玫瑰)は、落葉低木。夏に赤い花(まれに白花)を咲かせる。根は染料、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用に。東アジアの温帯から冷帯にかけて分布し、日本では北海道に多く、太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県を南限として主に海岸の砂地に自生します。現在では浜に自生するものは少なく、園芸用に品種改良されています。

1 –1.5メートルm の落葉低木で、幹は叢生して茎は枝分かれし、短い軟毛とまっすぐな刺が密生する。葉は奇数羽状複葉で、小葉は通常3対、5枚から9枚つき、葉柄には半ば合着した大きな托葉がある。葉身は楕円形、葉脈に沿って網状に凹みがつき、裏面に凸出しており、葉縁に鋸歯がある。

花期は5 - 8月頃、枝先に1 -3個ほど紅色の5弁花を咲かせ、芳香がある。8 - 10月に結実する。果実(偽果)は扁球形、径は2 – 3 cm で黄赤色、通常は無毛でまれに小さな刺があり、弱い甘みと酸味がある。芳香は乏しい。

花は精油を含み、主な成分はゲラニオールで、その他シトロネロール、ノニルアルデヒド、シトラール、リナロール、フェニルエチルアルコールなどで、これらの精油は、延髄中枢を刺激して血流を促し、血管拡張などの作用があるといわれています。

果実はビタミンC、カロテン、ピロガロール、タンニンを豊富に含んでいます。

花を陰干ししたものは生薬、玫瑰(まいかい)と言い、漢方では6 - 8月に採取して天日乾燥した花蕾は玫瑰花(まいかいか・メイグイファ)と呼ばれます。八重咲きの種の花蕾もハマナスと成分が同じで、同様に取り扱われています。玫瑰花には、鎮静効果、血の流れを良くする作用があり、ストレスによる胃痛や下痢、月経不順に熱湯を注いでお茶にします。民間療法では、矯味、矯臭、抗炎症薬として月経不順、リウマチ、打撲にお茶として服用。完熟前の橙黄色の果実を35度の焼酎に漬け、暑気あたり、低血圧、不眠症、滋養保険、疲労回復、冷え症などに就寝前に盃1杯程度を飲用します。アイヌの間では腎臓の薬として、むくみの解消に根や実を煎じて飲んでいました。

 

R. rugose、R. Fedschenkoana はキンナモメア節(Cinnamomeae) に分類されています。東ヨーロッパから東アジアに至る広い範囲に分布しています。

  

   

             ※3 ロサ フェドチェンコアナ;R. Fedschenkoana 

絵と文章をWikiから引用させていただきました。

中央アジアと中国北西部のアラタウ、天山、パミールアライ山麓が原産地の原種ばら。白の一重咲き。葉は灰緑色で小型。わずかな芳香があります。秋に橙赤色の剛毛が生える細長い実をつけます。落葉性で低木を形成します。枝は多くのとげで覆われ、羽状の葉は淡い灰色がかった緑色で、7〜9枚の葉があり、花は白色、幅は最大5 cmで、夏の数か月間枝の先端に単独または小さな房で生えます。小さな洋ナシ形の剛毛のオレンジと赤の果実がつきます。最近のDNAの研究で、R。fedtschenkoanaがダマスクの親の1つであることが発見されました(他の種はR. moschataとR. gallicaです)。これは、R. fedtschenkoanaが数少ない返り咲きワイルドローズの1つであり、一部のダマスク(秋のダマスク)の繰り返し開花の性質を説明しています。