Rosa rugosa Thunb. ハマナシ
分布 東アジアの温帯、冷帯にかけて分布、サハリン、千島列島、日本では北海道に多く、太平洋側は茨城県、日本海側は島根県を南限として浜辺に分布。
Rosa rugosa Thunb.
=Rosa fastuosa hort. ex K.Koch
=Rosa kamtchatica var. ferox Van Geel
=Rosa kamtchatica var. nitens Lindl.
=Rosa regeliana Linden & Andre
=Rosa rugosa C.P.Thunb. ex A.Murray
=Rosa rugosa f. plena (Regel) Bijh.
=Rosa rugosa var. albiflora Koidz.
=Rosa rugosa var. amurensis Debeaux
=Rosa rugosa var. chamissoniana C.A.Mey.
=Rosa rugosa var. coruscans (Waitz) Koehne
=Rosa rugosa var. kamtchatica (Vent.) Regel
=Rosa rugosa var. kamtschatica (Vent.) Regel
=Rosa rugosa var. lindlana C.A.Mey.
=Rosa rugosa var. regeliana Wittm.
=Rosa rugosa var. rubra Rehder
=Rosa rugosa var. rubroplena Rehder
=Rosa rugosa var. subinermis C.A.Mey.
=Rosa rugosa var. thunbergiana C.A.Mey.
=Rosa rugosa var. ventenatiana C.A.Mey.
=Rubus nitens (Lindeb.) Neuman
Immediate children
Rosa rugosa f. alboplena (Rehder) Rehder
Rosa rugosa f. rosea (Rehder) Rehder
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Rosa rugosa Thunb.の特徴
花 夏に赤い花(まれに白花)を咲かせる、枝先に散房花序をつけ、径6~9cmの5弁花を1~3個つける、花びらの先端に少し凹みがあり、野生のバラとしては大輪で、2 - 3日で枯れる
花柄は長さ1~3cmで太く、刺があります。
香り 香りが強く、香水の原料にする
花期 初夏から6 - 8月頃
茎 よく枝分かれし、枝には扁平な太い刺と細い針のような刺が密にはえる
互生する長さ5~13cmの奇数羽状複葉で、小葉は7~9枚ある
小葉 長さ1.5~4.5cm、幅1~2.5cmの楕円形で、表面は葉脈に沿ってくぼんでしわになり、光沢がある、葉の裏面と葉の軸には白い軟毛が密にはえ、葉の縁には鋸歯がある
葉柄 半ば合着した大きな托葉がある
ローズヒップ 8 - 10月に結実し、径2~2.5cmの扁球形で、橙色~赤色に熟す
通常は無毛でまれに小さな刺があり、弱い甘みと酸味がある、果実の中には、種子が多く含まれている
冬芽は互生し、茎の棘の間について赤く目立ち、頂芽は円錐型で大きく、側芽は卵形で、5 - 7枚の芽鱗に覆われている、落葉後の葉痕は、上を向いた浅いU字形で、維管束痕が3個みえる
利用 根は染料、花はお茶、果実は食用になる、日本では庭に使われることはほとんどないが、ヨーロッパでは生け垣に使われている
ローズヒップ ビタミンCを豊富に含み、色素のもとになっているカロテン、ピロガロール、タンニンを含む、薬用酒、ジャム、お茶、のど飴などに利用する
中国茶には、花のつぼみを乾燥させてお茶として飲む玫瑰茶もある。
咲いた花を摘み取り、風通しのよいところで陰干ししたものは生薬になり、玫瑰(まいかい)と称される。漢方では6 - 8月に採取して天日乾燥した花蕾は玫瑰花(まいかいか、メイグイファ)と呼ばれ、八重咲きの花蕾も通常のハマナスと成分が同じで、同様に取り扱われている。玫瑰花には、イライラを鎮めたり、気の流れや血の流れを良くする作用があると言われる。ストレスによる胃痛や下痢、月経不順に良く使われ、通常は熱湯を注いでお茶として飲まれる。民間療法では、矯味、矯臭、抗炎症薬として月経不順、リウマチ、打撲にお茶にして飲んだり、完熟前の橙黄色の果実を使って35度の焼酎に3か月漬けて果実酒にして、暑気あたり、低血圧、不眠症、滋養保険、疲労回復、冷え症などに、就寝前に盃1杯程度を飲用に用いられる。アイヌの間では腎臓の薬として知られ、むくみの解消に根や実を煎じたものを飲んでいた。、花に精油を含み、主な成分はゲラニオールで、その他シトロネロール、ノニルアルデヒド、シトラール、リナロール、フェニルエチルアルコールなどを含む、これらの精油は、延髄を刺激して、血流を促し、血管拡張などの作用があるといわれている
RDBカテゴリ名 |
統一カテゴリ |
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宮城県 |
離弁花類 |
ハマナス |
準絶滅危惧(NT) |
準絶滅危惧種 | |
千葉県 |
離弁花類 |
ハマナス |
一般保護生物(D) |
準絶滅危惧種 | |
石川県 |
離弁花類 |
ハマナス |
準絶滅危惧(NT) |
準絶滅危惧種 | |
京都府 |
離弁花類 |
ハマナス |
準絶滅危惧種 |
準絶滅危惧種 |
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