デイトレを行っている場合にはマーケットから目を離すことは、トレードチャンスを失うことになるし、思わぬ不利益を被ることにもつながりかねない。しかし、四六時中PCの前に座り続けることはこれまた難しい。
家事の最中や食事の際その他ちょっとした散歩の途中にも、相場の変わり目や売買注文がヒットしたことを携帯にメールに知らせてくれることができればうれしい。実はこの機能、MT4に標準装備されているのを知らない人が存外多い。MT4をチャート分析のみに利用されている方も多いが、それらの方々にとってもこのメール機能は重宝されるに違いない。MT4メール機能の使い方を架空のメールアドレスを使って説明してみよう。
MT4トレード画面での準備
画面上段のツールバーから
ツール → オプション → E-メールと開く
E‐メールのダイアログボックスの上から順に
SMTPサーバー、SMTPログインID、SMTPパスワード、発信元、送信先とあり、ここに必要事項を記入する。利用のプロバイダーによって記入方法が異なる。YahooのフリーメールとOCNメールでの記入方法は次のようになる。MT4との相性はYahooがよさそうなので、フリーメールを取得しておくのがお勧めだ。
Yahooメールの場合
ヤフーメールアドレス:metatrader4@yahoo.co.jpとする。
パスワード:abc123とする
送信先携帯:fxtrader@docomo.ne.jpとする。
ダイアログボックスを次のように埋めることになる。
一番上の「□有効にする」に✓を入れる
SMTPサーバー:smtp.mail.yahoo.co.jp:465、またはsmtp.mail.yahoo.co.jp:587 最後の番号の違いは、ヤフーの暗号化を利用しているかどうかの違い。分からなければ、両方入れてみて試してみるとよい。(SSL利用時:465 SSLを利用しない場合:587)
SMTPログインID:metatrader4(@マークの左の部分)
SMTPパスワード:abc123
最後に「テスト」をクリックすると、携帯にテストメールが届くようになっている。無事に届いていたら、「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じる。
OCNメールの場合
OCNメールアドレス:metatrader4@cosmos.ocn.ne.jpとする。
パスワード:def456とする。
送信先携帯:fxtrader@docomo.ne.jpとする。
ダイアログボックスへの記入方法は下記となる。
まず、「□有効にする」に✓を入れる
SMTPサーバー:smtp.vccosmos.ocn.ne.jp(cosmosの前にvcを加える)
SMTPログインID:metatrader4(@マークの左の部分)
SMTPパスワード:def456
発信元:metatrader4@cosmos.ocn.ne.jp
「テスト」をクリックして携帯にテストメールが届けば成功。「OK」でダイアログボックスを閉じれば終わり。
単にレートを知らせるだけなら、ターミナルのアラートを右クリックしてレートを指定しておけば、相場がそのレートに達すれば携帯にメールが入る。インディケータやEAにメールアラートを付加しておけば、一段と使い勝手が高まるが、こちらはプログラム知識が少し必要になる。
ここでは、筆者の使っているyahooとOCNを例に挙げたが、その他メールご利用の方は、コメントにて追加いただければ幸甚。