MT4には、過去のチャートを分析するに際して知っていると大変便利な機能が備わっている。今回は裏テクニックとまではいかないが、過去チャートの操作方法について触れてみたい。
① 過去の指定日時のチャートに瞬間移動
メニューバー中段右から4番目と5番目のアイコンは現在、押された(選択された)状態になっているが、これらをクリックして押されていない状態にする。そして画面を左クリックのまま右へドラッグすると、過去のチャートに自由に戻ることができる。
それでも、5分足を表示していて例えば半年前のチャートに戻ろうとすると、これが結構手間のかかる仕事となる。もちろんFX会社に古いデータが用意されていることが前提であるが、MT4には期日を指定すればその日の5分足に一発でたどり着ける方法が用意されている。
チャート左下の日付部分をダブルクリックすると、その部分がダイアログボックスに変化する。その中に2018.10.11と打ち込みENTERで瞬時に指定日の最初のチャートが表示される。
このダイアログボックスの機能はこれだけではない。例えばドル円のチャートを表示されているときに、EURUSDと打ち込んでENTERとするとユーロドルのチャートに早変わりする。同じ要領で時間軸(1HからD1等)の変更にも利用できる。
② 一コマ(ローソク足1本)ずつ動かして過去検証
過去のチャートに例えば移動平均線その他テクニカル指標を表示しておき、ローソク足を1本ずつ動かしてエントリーやエグジットの練習をすることができる。ファンクションキー F12を1回押すごとに新しいローソク足が現れるようになる、→は一度に数本動いてしまうので、F12がア勧めである。