MT4のチャートをデフォルトの形で開くと、最新のローソク足はチャートの右枠いっぱいに表示される。一目均衡表の先行スパンを表示したい場合や、筆者のようにチャートの右上コーナーまたは右下コーナーに特殊なインジケータを配置したい場合には、ローソク足を少し左側にずらしてスペースを空けることになる。最新のローソク足のほぼ真上のチャート上辺にある小さな▽をドラッグするとそのスペース幅を広げたり、縮めたりすることができるのはご存知の通りである。
ところで、この△印であるが、チャートの下側にもあることは案外知られていない。上図ではその△印は表れていないが、メニューバー中段、左から4番目と5番目のアイコン(自動スクロールとチャートの右端シフト)の選択を外すとチャート左端下コーナーに表れる。
この△印はどのように使われるかであるが、過去のチャート分析を行う場合にはかなりの助けとなる。例えば15分足のチャートで過去のチャートを分析していたとする。自分はここで買いエントリーをして損切りさせられてしまったが、その時の日足の形はどうなっていたかを調べようとして日足に切り替えても、容易に該当の日足を見つけることはできない。
△が役に立つのはその時である。△を15分足の該当ローソク足までドラッグしてくる。そのままでは△はあまりにも目立たないので、その個所に垂直線を引いておく。その後に、チャートを日足に切り替えると瞬時に該当する日足を見つけることができる。結構、時間セーブとなるので重宝している。
ついでに、前のブログでペンタゴンチャートのインジケータを紹介したが、読者から質問を頂いた中に、「ひしゃげたペンタゴンしか描けない、正五角形にするにはどうしたらよいか」というのがあった。大変初歩的な作業であるが、カーソルをチャート右端(価格表示のあるところ)までもっていき、左クリックで上下にドラッグして正五角形にしていただきたい。