杏の読書日記プラス

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永遠の0

2009-08-06 21:19:42 | 
永遠の0 (講談社文庫)
百田 尚樹
講談社

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『BOX』が好評の百田尚樹。どんな作品を書くのか、気になる作家さんでした。
その彼のデビュー作が、文庫になったので、内容も確かめずに購入しました。
本の帯には~
涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆~と書かれています。

う~ん、どんな話なんだろう。なんか、わくわくするぅ♪

☆あらすじ☆

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。
終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。
天才だが臆病者。
想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる。
記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
(文庫本、裏表紙の紹介文より)

~えっ、戦争の話だったの?知らずに読み始めてしまいました。
辛いから、さっさと読んでしまおう。
そう思っていたのだけど、読み飛ばすことはできませんでした。

宮部久蔵、大正八年東京生まれ。昭和九年、海軍に入隊。昭和二十年、南西諸島沖で戦死。

彼の人生に引き込まれてしまいました。

60年以上も前、戦争で、たくさんの命が失われたことを、忘れてはいけない。
あの戦争で、何があったのか、今生きている私たちは、知っていなければならない。
この作品は、そう語っていました。

読んでよかったです。
たくさんの人に読んでほしい、そう思います。

おすすめ度、★★★★★。

奇しくも、今日は広島に原爆が投下された日。テレビで記念式典を観ました。
こどもたちの誓いが胸に響きました。
核のない世界はもちろん、争いのない世界にしなければ、と強く願う一日でした。




コメント
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