植物図鑑有川 浩角川書店(角川グループパブリッシング)このアイテムの詳細を見る |
☆あらすじ☆
20代後半のOL・さやかは、冬のおわりかけの休日前夜、自宅マンション前で、行き倒れたイケメン・イツキを拾ってしまう。
翌朝、彼は死亡直前の卵とタマネギを使って朝食を作り、さやかの胃袋をわしづかみにしてしまう。
そして、さやかは「もし、行く先ないんなら~ここにいない?」と提案し、二人の共同生活が始まる。
イツキは、住環境を保障される代わりに、生活費の管理を引き受け、料理・洗濯を引き受ける。
イツキの作る料理は、外食とコンビニ弁当とスーパーの惣菜に慣れてしまったさやかには、涙がでるほどおいしかった。
さらに、植物に詳しい彼は、二人で野草を摘んできて料理する、という楽しみをさやかに体験させる。
この生活が、ずっと続けばいいのに~と願うきもちと、いつか別れがくるかもという予感におびえるさやかの心。
二人の日々は、どうなるのだろう・・・。
~って、有川浩だもの。ハッピーエンドしかないでしょ(笑)
ストーリー展開もミエミエだし、超がつくほどベタ甘だけど、全然イヤじゃない。
イツキとさやかの幸せが、本当にうれしい。
できれば、この話の続編も読みたいくらい。
有川浩ワールド全開の一冊。大満足です、★★★★★