配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)大崎 梢東京創元社このアイテムの詳細を見る |
山下達郎のラジオ番組の中で、「棚からひとつかみ」というコーナーがあります。
それは、山下達郎個人のレコード・CDのコレクションの中から、リスナーに音楽を紹介するというコーナーです。
~で、そのコーナーの真似をして、私も本の紹介をしたいと思います。
題して、「草稿からひとすくい」
☆あらすじ☆
「いいよんさんわん」~近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。
コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。
配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真。
駅ビルの6階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が、さまざまな謎に取り組んでいく。
本格書店ミステリ、シリーズ第一弾!
書店員の謎は、書店員が解かなきゃ!~をキャッチコピーにしたシリーズ。
本好き、本屋好きにはたまらない一冊です。
謎解きが楽しめるのはもちろんですが、元書店員ならではの細かい描写がたまりません♪
このあと、『晩夏に捧ぐ』『サイン会はいかが?』とシリーズは続きます。
どれもおもしろいけど、デビュー作の本作が一番好きです。
おすすめ度は、★★★★★
~さて、今の職場と、前の職場とあわせて、9年間本に携わる仕事をしてきました。
が、職場の改装に伴い、書籍売り場の閉鎖が決まりました。
2月14日以降、私は、どこの売り場に配属されるのでしょう?不安です
昔から本ばかり読んでた杏なのに…。
他に求人中の本屋さんはないの?
今の職場のほうが条件がいいのかな…。
でも、働く場所があるだけでありがたいことです。
私は、臆病なので、自分から新しいことにチャレンジすることは少ないです。
環境が変わるということは、そういう自分に刺激になるかも、と受け止めています。
人形劇の師匠(勝手に、そう呼ばせてもらっている)が言ってました。
「頼まれ事は、試され事」と。
この言葉、好きなんだぁ