となり町戦争

三崎亜記のデビュー作品～

ある日、北原修路は「広報まいさか」に小さく載った記事「となり町との戦争のおしらせ」を見つける。しかし、戦争がどんな形で行われるのか、どんなかたちで彼の日常の中に入り込んでくるのか皆目わからなかった。職場から車で通勤できる距離のこの町には、知り合いもいない一人暮らしだった。
その後、町は開戦の日を迎えても、何も変わらず、かれの日常はこれまで通りであった。
「広報まいさか」の「町勢概況」に戦死者１２人の文字を見つけるまでは。戦争は、確実に始まっていたのだ、という事実が彼に迫ってくる。
一月後、彼の元に「戦時特別偵察業務従事者」に任命する、と町役場から知らせが届く。そして、彼は、となり町戦争に巻き込まれていく。

何も、変わらない日常を繰り返す町の中で、本当に戦争は行われているのだろうか。
死者は、確実に増えているらしいのだが、彼の目に戦争は見えてこない。

何のための戦争なのだ。
彼には、理解できなかった。

～という話で、私にも、さっぱり理解できないのでした

北原修路と香西瑞希の二人の描写は、好感が持てるので、普通の恋愛話でよかったのでは？と思うのだけど。「戦争」という背景が必要だったのでしょうか？謎です

★★★☆☆

となり町戦争

posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.25

三崎 亜記著集英社 (2005.1)通常24時間以内に発送します。

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