Over the Wind―青春スポーツ小説アンソロジー川島 誠,小路 幸也,須藤 靖貴,松樹 剛史,誉田 哲也,川西 蘭ジャイブこのアイテムの詳細を見る |
『競馬場のメサイア』 松樹剛史
19歳のフリーター・啓と、女性騎手・奈津ので出会いが、競馬場を舞台に綴られる。
『peacemaker サウンド・オブ・サイレンス』 小路幸也
伝統ある赤星中学校の新入生・林田良平は、かつて「ピースメーカー」と呼ばれていた姉の名を継ぐ者として、放送部に入部する。友人のケンちゃんとともに取材に訪れた剣道部で、八百長騒ぎに遭遇してしまう。
『アップセット』 須藤靖貴
アメフト選手で、大学生の真佐夫と、児童相談所に通う小学生の優毅のひと夏の交流が描かれる。
『内緒だよ』 川島誠
飯場と呼ばれる場所で暮らした子ども時代。
リョウと呼ばれる青年が教えてくれたバスケットボールの思い出。
『見守るしかできなくて』 誉田哲也
小学4年生で出会ったフィギュアスケートと、スケートリンクで出会った同学年のユウナ。その彼女との再会を待ち望む少年は・・。
『ワンデイレース』 川西蘭
高3の南雲真一は、祖父の命を受け、受験勉強を休み、「金剛ヶ峰自転車ロードレース大会」を存続させるために、立ち上がる。そして、そのレースは、彼の最後の自転車レースだった。
この中で好きな作品は、誉田(ほんだ)さんの『見守るしかできなくて』~思わず、ほろっとする作品でした。
誉田さんの作品を読むのは初めてだったので、他の作品を読むのが楽しみです。
小路さんの『peacemaker』も、小路さんらしい作品でよかったです。
川西さんの『ワンデイレース』は、『セカンドウィンド』のスピンオフのようでした。これも、読まなくちゃ。
おすすめ度、★★★☆☆。
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