第百二十三回直木賞受賞作。★★★☆☆
僕は何者?
日本で生まれ、日本で育ったけれど、僕は「在日」と呼ばれる。
元ボクサーのオヤジに鍛えられ、これまで喧嘩二十三戦無敗。
ある日僕は恋に落ちた。彼女はムチャクチャ可愛らしい「日本人」だった。
~軽快なテンポとさわやかな筆致で差別や国境を一蹴する、感動の青春恋愛小説。
(文庫裏の紹介文より)
窪塚洋介主演の映画『GO』をテレビで観たことがあったな~と思い出しながら読んでみました。
随分前のことなので、ストーリーなどの記憶も曖昧でしたが、物語の主人公・杉原のイメージは、窪塚に合ってるな、と思いながら読んでいきました。
小学校の校庭に忍び込む場面と、ベッドシーンは覚えていて、その二つは、この物語の”肝”だと感じました。
そして、今日~東京芸術座の舞台『GO』を観てきました。
主役の杉原を演じるのは、客演のKP・Liyoon(リユン)。
杉原の親友・正一を演じるのは、同じくKP・Funi(フニ)。
※KPは、日本で生まれ育ち、Koreaのルーツをもつラッパー二人組ユニット。
場面展開が早くて、観客がストーリーを理解できてるのかな?と心配になりました。
「在日」の問題を含んだ恋愛物語なのですが、原作を忠実に再現しようと、頑張りすぎた感じの舞台に思えました。
もう少し、遊びの部分があってもよかったかな。

会場は、北九州芸術劇場。
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