苔むす森と大きな岩。地元の山を歩いているのを実感。
あまり歩かれていない森のようだが、風倒木はほとんど無く歩きやすい。
思っていたより呆気なく、笠盛山山頂に着く。木々に囲まれているので見通しは効かない。
ここから黒金山方面はこれまでと景色が変わらない。大ダオからの合流地点から登りらしい登りとなる。
黒金山山頂。三年前ここに辿り着いた事を懐かしく思い出した。
甲武信ヶ岳方面。今日は雲が掛かっておらず、くっきりと見える。
国師ヶ岳方面。
ゴトメキから伸びる稜線。
大ダオへ向かう。なだらかな下りで足取りは軽い。
次第にマーキングが乏しくなり、踏み跡も消えかかっていてルートを見失いがちになる。
大ダオへ出る。笹に付けられた道は獣道と錯綜している。
乾徳山。
大ダオからの急斜面を一気に下る。この辺りもほとんど歩かれていないようで、マーキングを探し探し行く。
標高が下がってきたので、木々がまだ落葉しておらず、秋の装いを楽しめる。
沢に出る。この後荒れた沢を何度渡り返した事か。
踏み跡かどうか分かりづらい道を悩みながら下って行く。
はっきりとはしないが、道らしき道になって、ようやくまわりの紅葉を楽しむ余裕が出てきた。
ついに、林道歩きとなる。ただ急坂で路面が悪いので油断は出来ない。
乾徳山登山を「動」とすれば、黒金山は「静」。楽しみ方がそれぞれあって思いのほか良かった。
乾徳山は今回迂回下山道を通らなかったが、次回は迂回下山道から道満尾根を下るルートを利用したい。
これは来年の初夏のお楽しみに取っておこう。
(2021年11月4日)
(終わり)