昨日より1時間遅い起床。昨日頑張った分今日はゆとりが充分ある。
昨日歩いてきた山々が遠い彼方に連なっているのが見える。さて、この光景に別れを告げ出発。
昨日は見られなかった朝焼け。できるなら、もっと標高の高い所で見たかった。
木々に囲まれた下り。疲れが残っておらず足取りも軽い。
朝日が射し込んで来た。今日は標高が低い分一層暑くなるのか、とげんなりする。
ジメジメとした谷間に向かう。シキ割の水場までもうすぐ。
次第に坂が急になってくる。金時坂に差し掛かったようだ。
悲鳴を上げたくなるような下り。
終わりが見えず何処まで下るのだろうか。今回で一番キツい降りだった。
坂田峠で一休みしたかったが、アブ(ハチ?)の襲撃を受け、逃げるように出発。
坂田峠で一休みしたかったが、アブ(ハチ?)の襲撃を受け、逃げるように出発。
先程の急坂と打って変わってなだらかな登り。
程なく標高677mの尻高山へ。標高差約600mを降りてきたことになる。
なおも下れば樹生が変わり、里に近づきつつある感がする。
立派な立山杉。
左側には遠くの山々が望まれる。稜線ははるかに高い。
藪に囲まれた明るい登山道に出る。
二本松峠付近。いにしえの峠道だった所。
薄暗い森から木漏れ日の道に変わる。
今回最後の山というと大げさだが、なにはともあれ入道山に到着。
次第にクルマの音が聞こえてくる。長かった下り坂もそろそろ終わりか。フィナーレは近い。
クルマが行き交う国道に降り立つもまだ、緊張感は緩まない。
次第にクルマの音が聞こえてくる。長かった下り坂もそろそろ終わりか。フィナーレは近い。
クルマが行き交う国道に降り立つもまだ、緊張感は緩まない。
このあと、親不知駅まで歩く。登山靴に馴染まないアスファルトのせいで足の裏が痛く、一歩一歩が苦痛だった。
山旅を終えた今もまだ歩き終えたという実感が湧かない。身体中の虫刺されの痒みもひかない。
まだ、身体のどこかでこの山旅を続けたいと感じているのかもしれない。
(2021年8月4〜6日)
(終わり)