心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

遠き憧れの平ヶ岳へ。(その3)

2019-08-13 10:00:22 | 登山
振り返れば燧ヶ岳が見える。
この風景の広がりは日本ではないみたいに思える。



延々とした木道を引き返す。



入道雲が顔を覗かせる。夏空らしい一面。



見晴らしの良い森をゆったりと登って行く。



何処までも広がる草原。



山頂はこんもりとした森の中にある。



山頂前の草原越しの燧ヶ岳。



夏の陽射しを受けて輝く草原。



すっかりとほぐれた気持ちで池ノ岳へ戻って行く。



午後には雲が厚くなり、雷鳴が二時間程鳴り続き、夕立が水面を叩く。



平ヶ岳にもガスがかかり始める。



夕暮れが迫る頃雨が上がり、虹が掛かった。



すっかり雨雲が取れ草原が西日に染まる。



水面が西の空を映す。



茜空とはいかなかったが、沈む太陽が綺麗。心の中でベートーヴェンのピアノソナタ第8番第2楽章が流れる。



翌朝、日の出前。東の空が紅く染まる。



日の出の一時。この光景は何度見ても心が震える。



平ヶ岳がほんのりと朝日に染まる。
この景色も心に刻んでおこう。




初めての平ヶ岳。想像以上の情景に巡り会えた。こういう山が心の山だと改めて思える。次は黄金色に染まる頃に再訪したい。
 
この山は遠き山だからこそ、百名山などと愚にもつかない目的を持つ輩ではなく、山との出会いを大切にする方々にのみ訪れてもらいたい、と心底願う。

       (2019年8月7〜8日)

(終わり)










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