心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

爽秋の岩手山へ。(その1)

2024-10-03 20:00:00 | 山日記
まだ訪れたことのない東北の山々は憧れでしかない。そのうちのひとつが岩手山。
いくつかある登山道の中で一番面白そうに思えたのが七滝コース。
このコースの魅力を踏まえて振り返ってみたい。


登山口は県民の森のそばにあり、美林が広がる。



なだらかで歩きやすい道を行けば、このコースの名称となっている七滝に到着。



ここから先はやや勾配のある登山道になる。周りの森も山毛欅がメインとなり、密度が増してくる。



苔むした岩の登山道。火山の生い立ちが感じられる。



このコースに珍しい大岩が現れる。もっとゴロゴロとあってもおかしくないのだが。



木々の間が拡がり、岩壁が覗く。



佐保沢を左に見ながら橋を渡る。



泥濘んだ湿地帯の様な所に出る。湯ノ華採取跡だそう。



上部から採取跡を眺める。白濁した硫黄の沈殿物が名残りを留める。

左側上部には切り立った岩壁が頭を覗かせる。



所々泥濘を越えて、藪を抜けていくと、



黒倉山から伸びる稜線と大地獄谷からの流れが視界に入る。



今も噴気を上げる大地獄。ここだけ荒涼とした別世界。



大地獄を右に見ながら、縁を登って行く。足元はザラザラの砂状で滑りやすく雨の日はまず無理だろう。



上がり切ってひと安心と思いきや、またも砂山を積み上げたような背渡りを登る。ここが今回で一番の難所。



登り切れば、黒倉山の凛々しい姿と対峙。



向かう先には、朝日に照らされた台地が、そして紅葉の点がちらほら見受けられる。


 
朝日に光る笹を掻き分けて進む。



(続く)



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