らくがき帖

ノンジャンル心象風景

金銭感覚

2006年01月15日 | 子供
4歳というのは、
こういう年頃なのだろうか。
以前ヒメも、
やたらと我が家の経済状況を
気にしてくれた時代があったが、
最近物の値段に敏感なのはタローである。
そしてその表現方法が非常に恥ずかしい。

常日頃、
子供におやつやジュースを買ってやるときは、
100円以下の好きなものを選ばせている。
「100円以下」と言っても分からないので、
「数字が二つのやつか、
三つだったらイチゼロゼロだけ!」
と言う。
タロー、それでどうやら
『数字が二つかイチゼロゼロ=安い』
と覚えたらしい。

スーパーで知り合いに会うと、
「これ、安いから買ってもらうんだ!」
「きょうはこれが安かったからママが買ってくれた!
6と8だもん。安いでしょ!」
などと声高らかに自慢する。

また特売品のPOPで大きく
『99円均一!』などと書いてあるのを見つけると、
頼んでもいないのにパン粉とか、
カップ麺とかを持ってきて、
ぎゅうぎゅうとかごに押し込みながら、
やはり大音声で叫ぶのである。
「ママ!これ安いよ!買いなよ!!
数字2個だよ。絶対買った方がいいよ!」
…まだ家に在庫がある、と説得するのに一苦労だ。

また先日、
ネスカフェゴールドブレンドの100g瓶が
398円で売っていたのを私が見つけ、
「タロー、パパとママの好きなコーヒーが
とっても安かったよ。買わなくちゃ」
とささやいたところ、
「え~っ!?数字3個じゃん!高いじゃん!
ダメだよ、買っちゃ!」
とこれまた大声で…。

そう、奴は声がでかい!
お金には限りがあること、
同じものなら安いとき買った方が得なことを
覚えてくれるのは大歓迎なのだが、
もう少し、小声でしゃべってもらえないだろうか。
でないと我が家、スーパーの常連さんから
「このうち、どれだけ金がないんだ…」
と思われてしまうし、
それでは毎日一生懸命働いてくれているパパに
とても失礼ではないか。

一体この大声、だれに似たのだろうか…(-_-;)