「アリさま」の新年は、毎年と同じように平凡に明けた。
特に何をする訳でもなく、無為に年末年始を過ごした。
派手に酒を飲んだり、食べたりしただろ?と聞かれたが、
食べたのは雑煮と生野菜、飲んだのは芋焼酎だけだった。
テレビを見ても、特段感心させられるような番組もなく、
当然テレビからも遠ざかっていった。
ただ、ニュースでは、非正規雇用者の問題や、考えられない
百鬼夜行のような殺人事件に接し、嘆息するしかなかった。
誰が悪いという犯人探しのような無為をするつもりは毛頭ないが、
経済格差が教育格差、生活格差を生むような社会状況にあって、
もうこの流れを食い止めることは無駄な抵抗のように思えてくる。
よくぞ日本で革命が起こらないことだと、感心せざるを得ない。
いや、革命すら起こらない程、社会自体が死に体になっている。
戦後政治に危機感を抱かず国民は骨抜きにされてしまっている。
平和ボケは意外にもそういった状況で貢献しているのだろう。
我が国はもう100年後には砂漠化し、荒涼とした国土しか残されて
いないのではないかと考えれば、人肌ほどにある温もりの芋焼酎も、
味気が失われ、ただの温かい水のようにしか感じなかった。
新年の酒の味はそのようなものだった。
富士山 御来光 Sunrise Mt.Fuji
特に何をする訳でもなく、無為に年末年始を過ごした。
派手に酒を飲んだり、食べたりしただろ?と聞かれたが、
食べたのは雑煮と生野菜、飲んだのは芋焼酎だけだった。
テレビを見ても、特段感心させられるような番組もなく、
当然テレビからも遠ざかっていった。
ただ、ニュースでは、非正規雇用者の問題や、考えられない
百鬼夜行のような殺人事件に接し、嘆息するしかなかった。
誰が悪いという犯人探しのような無為をするつもりは毛頭ないが、
経済格差が教育格差、生活格差を生むような社会状況にあって、
もうこの流れを食い止めることは無駄な抵抗のように思えてくる。
よくぞ日本で革命が起こらないことだと、感心せざるを得ない。
いや、革命すら起こらない程、社会自体が死に体になっている。
戦後政治に危機感を抱かず国民は骨抜きにされてしまっている。
平和ボケは意外にもそういった状況で貢献しているのだろう。
我が国はもう100年後には砂漠化し、荒涼とした国土しか残されて
いないのではないかと考えれば、人肌ほどにある温もりの芋焼酎も、
味気が失われ、ただの温かい水のようにしか感じなかった。
新年の酒の味はそのようなものだった。
富士山 御来光 Sunrise Mt.Fuji