寿迎夢・寿迎夢

海砂利水魚水行末雲来末風来末

クルマを持っていない人も高速料金を払う?

2009-07-08 | Weblog
国土交通省とNEXCO各社は一部平日にETC休日特別割引を
拡大すると発表した。

お盆時期の渋滞対策に盛り込んだ形。
GW期間中、都市部の渋滞回数は減少したが、地方の渋滞は約2倍
以上になり、新たな渋滞箇所も発生する結果となったらしい。

この結果、GWに新たに発生した渋滞箇所を中心に、交通標識や
LED標識の設置、トンネルを明るくする等の渋滞抑制対策を実施。

今回のETC特別割引の拡大は、お盆時期の物流車両と一般車両の
流入を分け、渋滞の抑制を目的としている。

お盆時期の帰省と重なる8月13日から16日は物流車両が減少する為
この時期に一般車両のETC特別割引を実施し、渋滞の分散を狙う。

さらに、1週前の8月6日から9日にもETC割引を行う事によって、
一層の交通量の分散効果に期待する。

本対策によって、週の前半、月曜日から水曜日は貨物などの物流車両が
集中し、木曜日から日曜日までは一般車両が集中する為、多少の渋滞緩和
と物流の遅延軽減に効果があると言う。

ただ、ゴールデンウィーク同様、車の移動が多くなり、大渋滞は避けられ
ないのではないだろうか。

又、交通量が増えることによって、笑うのは各高速道路会社とSA等を
運営している関連会社、そして天下りが多いETC関連会社、特殊法人
だけだろうナア。

彼らは、高速道路料金を安くした分の減収分は税金で支払われるので
痛くもかゆくも無い。

何より渋滞が発生するほど交通量が増える分増収にもなる。
当然、SA等の利用は増え、ETC機器も飛ぶように売れるので、
関連企業もウハ・ウハ。

結果的に損をするのは、渋滞で疲労が溜まるおとうさんドライバー、
渋滞で荷物がちゃんと届けられないトラックやバスの運転手と、
その減収分が払われる税金を納めている国民

ETCで通行料が安くなっているのではなく、税金で払っている訳だ。
クルマを持っていない人も、高速の走っていない地域の人も・・・。

そして、そして、何より「選挙対策のバラマキ」でもあるのだ。

09高台寺~七夕会ライトアップ~