寿迎夢・寿迎夢

海砂利水魚水行末雲来末風来末

慰安婦

2013-05-26 | Weblog
戦場という修羅場、生きるか死ぬか、殺すか殺されるかという場面では、性欲というより、
子孫を残さねばという生殖本能が高まるという話を読んだような気がする。

考えてみれば、殺すか殺されるかという戦場では人権なんてない。
そんな極限状態では女性の人権問題なんて悠長なことを言っておれない。

そもそも人権、生存権そのものがないのだから。
橋下さんは蜂の巣をつついた、特にスズメバチの巣をつついた感があります。

誰もが目を背け、臭いものには蓋をしてきた軍隊と性に触れて、沖縄での米兵の
強姦事件に警鐘をならしたことは由とすべきでしょう。

金を払って性欲を満たしてはならないから、強姦するという、軍法は守っても
現地の法律を破り、女性の尊厳を傷つける、米国社会の価値観が変だと思う。

もう殆どの国民が戦争というものを知らず想像力も働かない社会になったからこそ、
何でも奇麗事で済まそうとし、本音が言えない社会が形成されてしまった。

歴史も、何故戦争が始まったかも知らず、教師の教えたとおり、新聞の報道を信じ、
TVのコメンテーターの言うとおりのことしか判断材料がなく、戦争と言えば
ヒステリックに自国を貶めれば自分達は優越感を感じるのです。

あの帝国主義華やかなりし世界を、現在の価値観で断罪すればいくらでも非難できる。

いつまでこういうことを続けるんでしょう。
もっと悲惨な戦争を戦ったヨーロッパなどは、内心はともかく、第二次世界大戦を
過去のものにしているようにみえますが。どうなんでしょう?

ギリシャが経済破綻で苦しいので思い出したようにドイツに巨額の賠償金を
要求しましたが、おそらくダメでしょう。

Maiko Inoue