おはようございます!あるくべきのふみです!寒暖差や風が激しい時もありますが、体調管理しながら、しっかり歩き氷冷しましょう♪
生理でないのに出血があるときがあります。生理以外の日に少量の血が出たり、生理のようなお腹の痛みがあったりする症状を「不正出血」と呼びます。おりものに少し混じる程度の量である場合もあれば、多量に出血する場合など、出血量には個人差があります。
不正出血の原因には、ホルモンバランスが乱れることで生じる「機能性出血」や、膣・子宮・卵巣などの病気が原因の「器質性出血」などがあります。
また、なんらかの異常がなくとも、出血する可能性があります。
生理予定日以外で出血がある場合には、重大な病気が隠れている可能性があるので、要注意です。生理以外の出血で考えられる理由については以下のようなことがあるようです。
1、排卵期出血
排卵期出血は、生理と生理の間に起こる出血のことを言います。ほとんどの場合、生理開始日の約2週間後(生理が終わってから約1週間後)に起こり、中間期出血とも呼ばれます。排卵の時の一時的にホルモン環境が不安定になることが主な原因なようです。下着に付く程度の出血が1-3日ほど続き、下腹部痛やおりものが同時に生じることもありますが、排卵期出血は基本的に心配のない出血だそうです。
2、子宮頸がん
子宮頸部(子宮下部の管状の部分)にできるがんのことを子宮頸がんと呼びます。大部分はHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染して発症します。性交渉の経験がある女性の過半数は、このウイルスに一生に一度は感染すると言われていますが、感染しても自然に排除されることがほとんどです。ごくまれに感染が長期間持続し、放置すると子宮頸がんに進行します。子宮頸がんは出血が生じることがあります。定期的な子宮頸がん検診を受け、早期発見・早期治療を開始するようにしましょう。
3、子宮体がん
子宮体部(子宮上部にある袋状の部分)にできるがんを子宮体がんと言います。子宮体がんは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と呼ばれる女性ホルモンが影響して発症するものと、ホルモンの依存などなく突然発生するものがあると言われています。前者は閉経前後に多く、卵胞ホルモンが子宮内膜の発育を促すことで、子宮内膜増殖症を発症し、子宮体がんに進行します。後者は高齢の女性に比較的多く進行しやすいのが特徴みたいです。
4、子宮筋腫
子宮壁にできる良性の腫瘍を子宮筋腫といいます。これは、異常増殖した筋肉なのですが、現在の医学では原因がはっきり解明しておらず、女性ホルモンが影響して筋腫が発育すると考えられているそうです。30歳以上の女性の場合、20〜30%の確率で子宮筋腫を発症すると言われています。不正出血・貧血・腹痛などの症状を併発することが多いようです。
5、ポリープ
子宮の中や出口に生じるできものをポリープと言います。子宮頸部にできる頚管ポリープは40-50代に多くみられ、閉経前や閉経後の不正出血の原因となりえます。ほとんどが良性で、その場で切除が可能なものが多いです。子宮内部にできる子宮内膜ポリープは、卵胞ホルモンの作用で子宮内膜が過剰に増殖したもので、頻度は多くありません。無症状のことが多いですが、着床障害やまれに子宮体がんに発展する場合があるそうです。
身体の異変に気づいた場合や、生理予定日以外で出血が続く場合は、病院で検査を受け、異常の有無を確認するのが無難です。