読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

妊娠中の骨盤

2021-08-30 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
先週は猛暑のぶり返しがすごかったですね。今週は朝晩気温が落ち着くようなので、しっかり歩き氷冷しましょう♪

妊婦さんの骨盤も診ていますが、妊娠から出産まで女性の体は変化が激しいです。そして、その個人差もものすごいあります。皆ほぼこんな感じですと説明できないところが、難しいです。

妊娠すると、骨盤内の関節と靱帯がゆるんで柔軟になります。こうした変化は子宮の成長や胎児の分娩に備えるものです。その結果、妊娠すると姿勢が多少変わります。

女性の体はおなかの赤ちゃんの成長とともにさまざまに変化し、痛み、違和感、疲れなどの症状も出ます。妊娠中の体の症状は、週数によって変化します。

安定期に入る20週目(5ヶ月)くらいから、お腹が目立ってくるようになり、そこから徐々に大きくなった子宮の重みを反り返って支えるために背骨のカーブがきつくなります。それにより、程度は様々ですが背部痛や腰痛が生じることがあります。

胎児がおなかの中で大きく成長するに従って、骨盤の仙腸関節は緩んで、胎児が生活できる空間をつくります。そして、リラキシンという女性ホルモンが胎盤から分泌されます。リラキシンには、出産のとき赤ちゃんがスムーズに狭い骨盤を通れるように、骨盤の関節や靱帯を柔らかくする作用があります。

もともと骨盤が緩い人が更に緩んでしまうと、産道が開いて妊娠状態が持続できなくなります。それを防ぐために、古くから使われてきたのが、『腹帯』です。
最近は、装着が簡単なコルセットやゴム製バンドが普及していますが、(胎児がいるスペースを圧迫せずに支えて骨盤のみを締める)という三つの目的を全て果たすには、実は、サラシが一番適しています。日本人の体(骨盤)に合っているとも言えます。自分で気軽に巻けないところが厄介で、ベルトに頼りたくなるのも分かりますが…。

妊娠中の体の変化によるトラブルは、つわりから腰痛、その他様々なことがあります。色々な面で、それらのトラブルに対する有効な手段があります。

『歩くこと』です。

もちろん無理する必要はありませんが、しっかり歩くことは、骨盤にとっても妊婦さん自身にとっても、とても良い効果を発揮します。産前の歩行は、妊娠中の体調だけでなく、産後にも確実に良い影響があります。現状、産前産後の方を診ていて実感するばかりです。

注意すべきこともたくさんあります。緩く不安定になっている骨盤には、捻じりや強く押す力を絶対に加えてはいけません。自転車も絶対によくありません。歩くとき、イスから立ち上がるときなど、ゆっくりした動作を心がけてください。

細かいことを言えば、物を持ち上がるときは、立ったまま持ち上げようとせず、いったんしゃがんで片ひざを床についてから、ゆっくり持ち上げるようにしましょう。上の子を抱っこするときも同様です。

面倒でも、自分の体をいつもより丁寧に扱ってほしいのです。歩くときは、運動靴で、背筋を伸ばし、腰から前に出すようなイメージで歩きます。かかとから踏み下ろし、腕も適度に振るようにすると体が前へ進みやすくなります。

妊娠中から産後の骨盤が安定するまでは、自分の体が、それ以外の時とは全く違う状態だということをきちんと理解し、本当に気を付けてほしいと、日々話しています。

※来月から隔週更新になります。

認知症予防

2021-08-23 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
雨で寒くなって暑さが盛り返すとよく分からないダルさになりますね。そんなときこそ、しっかり歩いて氷冷して調整しましょう♪

もの忘れが増えてくると「認知症の始まりかも?」と不安になる人も多いかもしれません。しかし、このブログでも何度も言っていますが、老化は止めれないけれど、鍛えることで、補えるのです。

筋トレもそうですが、脳の活性化も何歳からでも挑戦できます。そのためには、脳に刺激を与え続けることが大事です。

脳の健康のためには、常に新しい経験をすることが大切だそうです。そう思って改めて日々を振り返ると、意外と同じことを繰り返していることに気付きます。

年を取って、もの忘れをしたり、判断するのが遅くなったりする原因は、記憶や学習を司る脳の神経細胞、それを助ける神経膠(こう)細胞、脳に栄養を送る脳動脈、この3つが衰えていくことのようです。

何もしなければ、年齢とともに脳は衰えていきますが、日々の生活で新しい刺激を与えれば、脳の細胞は増やせます。また、食べ過ぎを控えたり、歩くことで、脳動脈を若返らせることになります。

脳の健康を保つためには、新しい刺激を与え続けることや食事・歩行など、生活習慣の改善が欠かせません。

脳の活性化のために、自分の生活の記録をすることから始めるのも良いそうです。生活習慣がワンパターンになっていないか確認できます。ポイントは、脳に新しい刺激を与えられているかです。

ワンパターンであれば、いつもと違った道を歩いてみるとか、いつもと別のものを選んで食べてみるとか、そんな少しの変化だけでも良いのです。そんなちょっとのことを変えるだけでも脳は活性化するのです。

毎日同じだと楽で良いですが、同じことばかり繰り返していると、脳は衰えていくばかりなのです。

脳トレと言うと、脳を使うことだから机に向かっているイメージがありますが、そうではありません。一番の脳トレは、“立って動いている時間を増やすこと”です。

記憶には脳の海馬という部分が関わっていますが、1年間、週に3日、30~45分歩くと海馬の容積が2%増加し、20%記憶力がよくなるという研究データがあるそうです。掃除や料理をするだけでも、脳に刺激を与えることになります。毎日方法を変えて、立って動けば、より効果的に脳トレできるわけです。

片道1時間以上かけてお出掛けすることも脳トレには良いそうです。いつも決まったところにしか行かない生活を続けていると脳が衰えるので、月に1回は100km以上、月に2回は50km以上離れたところへ、出掛けるようにすると、脳への刺激になります。家から遠くに行けば行くほど、脳は活性化します。

新しいことにチャレンジしたり、その日のことを思い出して記録したり、食事に気を付けたり、様々な方法はありますが、もちろん私がオススメするのは、

『歩くこと』

です。毎日歩いていると言っても、同じルートを何も考えず歩くのでなく、たまにはルートを変えたり、知らないお店に入ったり、花や草木に注目したり、色々な発見をしてみてください。

そうすれば、脳トレになり、足腰の筋トレになり、体にとって良いことづくしになります。毎日の暮らしを少し変えながら、認知症も予防していきましょう!

交通事故などの外傷

2021-08-16 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!大雨ですね。こうなると本当に外出できませんが、家の中でしっかり動いたり骨盤体操などをして動き氷冷しましょう♪

日常的な骨のズレは歩くとほぼほぼ治っていきますが、やっかいなのは、外傷です。尻餅をついた、転倒したってだけでも外傷です。よく「転けたけど、大丈夫です。」とその時痛みがなければ大丈夫と言う人が多いのですが、そんなわけありません。体に衝撃があり、関節が微細にでもズレていれば、それは外傷なのです。その時転けたことなど忘れた頃に、別の痛みが発生したりします。

転倒でそれなので、交通事故などだと、さらに物凄い衝撃の外傷になります。もちろんこれは、痛み等が顕著で、自分の不調が明確な場合も多いです。しかし、病院では「レントゲンでは異常ないです」とあまりきちんと説明されず、投薬治療で「様子を見ましょう」と言われる事が多いのも事実です。

そうなると、辛くて仕事(家事含む)に集中できないのに、あまり周囲の人からは理解されないというケースも出てきます。

交通事故で最も多く、つらい症状なのがむち打ち症・頚部捻挫です。事故の外力により頭部が激しくムチのように前後に振られた時、頚椎や周辺の筋肉・支持組織が損傷を受けて起こる諸症状と説明されます。

むち打ち症の中で最も多い症状が、首~肩(時に腕全体)の痛み・鈍重感・シビレです。頭痛・吐き気・目まい、広範囲な背中の痛み・張り感等 が出ることも多くあります。

むち打ち症状の原因は、首が前後に大きく揺さぶられる「むち打ち動作」ではなく、その前の動きにあると考えられます。

本当の原因は『衝突時の瞬間衝撃(初期インパクト)』による、第一頚椎と第二頚椎のわずかな位置の異常(ズレ)こそが最大の要因です。前後に揺れるむち打ち動作は、症状を重くする二次的要因と考えられます。

そして、1度外傷を受けると、体はその外傷を記憶します。ものすごい古い傷も体は覚えているので、その時正しい位置で治っていなければ、ふとした時に痛みが出たりします。昔の傷も台風などの外気の影響で関節が緩むと、出てきたりするのです。

外からの外力で骨がズレると、歩くだけでは治せません。治すのならば手技が必要になってきます。

顔の傾きを見るだけでも症状が少し分かります。症状を重くする条件に『顎関節のバランス異常』もあるので、調整が必要になります。もちろんですが、首が悪いからと言って、首周辺のみを調整しても改善しません。まずは、土台である骨盤を正しい位置に調整した上で、頸椎を調整する必要があります。

体全体のバランスを整えて、はじめて事故の辛い症状が軽減されていきます。きちんと治せば、事故前の肩こりまで治ることも多いです。

体に衝撃があった場合は、痛みの有無に関係なく用心すべきです。近くに、手技で治せる人がいなければ、まずはこまめに氷冷するところから始めてみてください。

脳の疲労(朝のダルさ)

2021-08-09 06:30:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
暑い上に台風の影響で体がダルいと感じる人も多いと思います。そんな時こそ、歩きしっかり氷冷しましょう♪

朝起きたときに倦怠感がある人は、脳の疲労が取れていない証拠かもしれません。自律神経を整えなければ、熟睡できずしっかりと脳疲労を取ることができません。

疲れの正体は、脳の視床下部や前帯状回にある自律神経の中枢の疲れであり、体が疲れているというのは錯覚であることが多いそうです。生命活動機能をコントロールするのはすべて自律神経です。

暑い中にいたり、長く動いていると自律神経に負荷がかかり、疲れてしまいます。疲れた自律神経は「命を守らねば」と防衛本能を働かせます。すると、眉間付近にある眼窩前頭野(がんかぜんとうや)へ司令を送り、これ以上動かないよう「体が疲れた」と勘違いをさせます。これが普段感じている疲れの実態です。

さらに、年齢ととともに自律神経自体のパワー値が減り、耐えうる負荷の大きさも小さくなっていきます。年齢を重ねるにつれて疲れやすくなる原因はこのパワー値の低下もあります。パワー値は、50代になると20代の頃の3分の1になるといいます。歳をとるにつれ、毎日疲れるのは当然のこととも言えます。

しかし、しょうがないと諦めてはいけません。諦めて何も対策しなければ、酸化していくばかりで、さらに疲れた体を作ってしまいます。何度か言っていますが、老化は止められませんが、補強はできるのです。

歩くことで、自律神経を鍛えることができます。

自律神経には緊張・興奮状態で働く交感神経と、リラックスしたときに働く副交感神経があります。歩行は、自律神経の「交感神経」と「副交感神経」のレベルを上げてくれます。

歩いている時は負荷がかかっていても、それをやり終えた時に“気持ちよさ”や“達成感”が得られることがポイントです。

歩くこと、すなわち足を動かすことは自律神経を良い方に導きます。悩みのある時も、歩きながら考えると悩み(ストレス)も減ります。

「足を動かして、頭を休める」ことが大切なのです。歩いて足を動かすことは、頭を休めるために有用です。結果的には、上手に頭を使うことにもつながるので一石二鳥です。

現代人は足を休ませて頭だけ使う傾向にありますが、体の造りとしてはその逆が望ましいのです。足を使うことは副交感神経を、色々と考え悩んで頭を使うことは交感神経を高めます。

リラックスして副交感神経が優位になる時間を増やすことが、疲れ対策には効果的です。

さらに、体に指令を出し続ける脳は眠っているときにしか休むことができないので、深くぐっすり眠ることも重要です。疲労回復のために最も重要なのが、言うまでもなく睡眠です。脳の疲れは寝ることでしか回復できません。

寝付きが悪いという人は、就寝前に白湯を1杯飲むのも良いかもしれません。トイレに起きたくなくて寝る前の水分摂取を控えるのはNGです。睡眠中、脱水状態を起こすと自律神経に負荷とストレスがかかり、眠りを浅くする要因になり得ます。白湯で胃腸を温めると副交感神経が優位になり、眠りにつきやすくなります。

朝起きてダルさを感じるならば、まずは軽く歩いてみることをオススメします。

ペットボトル症候群

2021-08-02 07:45:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
エアコンなしでは厳しい暑さですね。歩くのもマスクも気を付けて、歩ける時に歩き氷冷しましょう。

熱中症対策として、水分・塩分補給には経口補水液やスポーツドリンクが手軽ですが、多量に摂取すればよいわけではありません。今回は『ペットボトル症候群』についてです。

ペットボトル症候群とは、スポーツドリンク、ジュースや甘い炭酸飲料水など糖が含まれる飲料を多量に飲んだことで起こる病気で、正式名称は「ソフトドリンクケトーシス」というそうです。

甘い炭酸飲料水や清涼飲料水には一般的に500mlのペットボトルでおよそ30~50gの糖が含まれているとされ、スポーツドリンクでは20~30g以上、コーラでは50g以上ともなり、角砂糖に置き換えると約15個分にもなります。熱中症対策によいとされる経口補水液も10g前後の糖が含まれます。

もちろん、熱中症対策のための推奨飲料に、糖が含まれるのは理由があります。体に汗の成分である塩分(ナトリウム)を効率的に補給できるからです。

大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。同時に余分な水分を尿として排泄します。なので、水だけを飲むのではなく塩分(ナトリウム)を体に取り込む必要があるのです。

かといって、塩を舐めればいいというわけでもありません。塩分と糖分を一緒に摂取することで、腸管での水分吸収を促進することができるのです。主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されるというのがそのメカニズムです。

しかし、飲みすぎるとこれまたよろしくないのです。喉が渇いたときにスポーツドリンクを多量に飲むと、スポーツドリンクに含まれる糖により血糖値が上昇します。実は、血糖値の上昇には喉の渇きを促進させる作用があり、そこで水代わりのようにスポーツドリンクを飲み続けると、さらに血糖値が上がり、喉が渇く、という悪循環を引き起こしてしまうのです。

通常、血糖値が高い時には、膵臓からインスリンというホルモンが適宜分泌され、糖の利用が促されて血糖値を下げる仕組みになっていますが、高血糖の状態が長く続くとインスリンの分泌や働きが悪くなることがあり、その場合には糖がエネルギー源としてうまく利用できなくなるため、血糖値が下がらなくなってしまいます。

糖の利用ができなくなると、それに代わるエネルギー源としてタンパク質や脂肪が分解され、エネルギーとして利用されるようになります。脂肪が分解されたときに「ケトン体」という物質ができますが、これが増えると血液が酸性に傾き、これらのことが原因となって、ペットボトル症候群の諸症状が現れるのです。人の身体は酸性が強くなるとうまく機能できなくなってしまいます。

症状としては、喉の渇き、尿量が多くなる、体重減少、倦怠感、イライラ感という兆候があります。それに加えて、目立った自覚症状もないのに、突然意識消失などを起こすこともあるというのです。

「ペットボトル症候群」の実態は糖尿病そのもので、しかも急性の代謝異常を起こしている状態なのです。そしてポイントは、糖尿病などの既往がなくとも発症することです。自分は病気とは無縁だと思っていそうな10~30代の若い男性が多いのが特徴だそうです

この暑さの中で、外出が多い仕事の人は特に注意が必要です。ペットボトル症候群によって倦怠感を抱いているのに、熱中症と勘違いして、さらにスポーツドリンクを飲んで悪化させることもあるからです。

ただし、ペットボトル症候群を怖がって水分補給を控えてしまっては本末転倒です。対策としては、毎回糖分入りの飲料にするのではなく、お茶や水などの糖分を含まない飲み物も選ぶことです。

これからの時期、熱中症予防に水分摂取が大切ですが、ペットボトル症候群にも気を付けましょう。一度にガブガブ多量に水を飲むと、かえって体内の電解質バランスを崩して体調不良を引き起こすので、一度の水分補給はコップ1杯程度で良いですし、何事も“やりすぎ”はNGで“適度”が重要なのです。