こんにちは!あるくべきのふみです!
梅雨なので、さすがに雨の日が多いですが、合間に心地よい気候の日もあるので、そんな時を狙って、歩ける時に歩き、氷冷しましょう♪
女性のホルモンや月経について触れましたが、今回は『更年期』についてです。
女性の身体は、40歳を過ぎた頃から、卵巣機能が徐々に衰えていき、やがて閉経を迎えます。この閉経の前後約10年が更年期と言われます。そして、それ以降は、高齢期となり、骨粗しょう症や動脈硬化などのリスクが高くなりますが…。
そう、想像する以上に、更年期時期は、約10年と、長いのです。
この時期に、卵巣から分泌される女性ホルモンの1つであるエストロゲンが急激に減少してしまい、体の中のホルモンバランスが乱れます。そうでなくても、4つのホルモンが月経周期によって乱高下していたにも関わらず、今度は1つが減少することで、めちゃくちゃ乱れるのです。
ホルモンが減少することで、そのバランスが乱れると、何らかの不快な症状が現れます。その症状は、多岐に渡りますし、個人差があるので、実際は分かりづらいこともあります。
一般的には、自律神経の調節が乱れ、ほてり・のぼせ・冷えなど…と言われたりしますが、この時期の体や精神の不調は、ホルモンバランスのせいかも?と思って良いでしょう。
仕事や生活に支障をきたしてしまうほど重くなると、「更年期障害」と言われます。
女性ホルモンは、脳の視床下部によってコントロールされており、視床下部からの指令により、卵巣が女性ホルモンを分泌します。
更年期に、卵巣機能が低下することで、女性ホルモンの分泌も減るのですが、脳は、女性ホルモンをもっと分泌して!とじゃんじゃん指令を出します。この指令を出しているのに対応してくれない状態が繰り返されると、視床下部はパニックに陥ります。
視床下部は、自律神経や免疫の中枢でもあるので、このパニックが色々と影響してしまいます。急なのぼせや発汗、動悸などの症状が起こるのは、そのためです。
体の物理的なことだけでなく、更年期障害の要因として、家庭環境や職場環境、その人の性格、ストレスなんかも関係してくるので、より複雑です。
更年期症状は、100以上あると言われるくらい、これだと言えないところが厄介です。 個人差が激しいし、肉体的なことも精神的なものもあるので、判断するのも難しいかもしれません。
症状の出かたも、1つの症状が長く続くこともあれば、症状がコロコロ変化したり、同時にいくつも出たり、治っても再発したり…と、はちゃめちゃです。
ただ、言えるのは、なぁんか不調だ…と感じたら、もしやホルモンのせいか?と疑ってみてもいいということです。体がしんどかったり、鬱々としたり、気分が滅入ったりしたら、客観的に考える手段として、一旦全てをホルモンのせいにしてしまうのです。
「ホルモンバランスが悪いせいだわ。」と冷静になるだけでも、気分が切り替わるキッカケになります。
ちなみに、男性も40代以降は更年期です。これまで、1つのホルモンが、常時一定量分泌されていたものが、ここにきて初めて減少という事態を迎えます。実は、女性よりも対応に戸惑うこともあるかもしれません。
まぁ、人間が、男女共に、ホルモンが減少するまで長生きするようになったのは、20世紀入ってからのことらしいので、実は、これも体内進化的に、まだそこまで設計できてないのかな?と思ったりもします。
加齢とホルモンの減少には、今のところ抗えないので、個々で、どう対処していくかです。ひとまず、何も考えず、歩くことと、氷で冷やすことをオススメしています。