読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

老化現象

2020-09-28 17:20:45 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
朝晩肌寒くなってきましたね。寒暖差に気を付けて、しっかり歩いて氷冷しましょう♪

前回、歳をとると起床時に動きにくくなるのを気づくという話をしましたが、今回は“老化現象”のお話です。

生まれたからには、皆等しく『老化』していき、死を迎えます。

『老化』とは一般的に、成熟期以降に起こる生理機能の衰退を意味します。老化に伴って起こる心身の一連の退行的な変化を、老化現象と言います。個々の細胞のレベルで見てみると老化は生まれた直後から始まるとも言えます。

老化していくことは、とても正常なことです。そして、老化は、病気ではありません。

昨日まで動いていた肩が挙がらなくなって、病院行ったら「老化ですね。」ですまされるのは、どうなのかな?と思います。

心身のほとんどの機能低下は、通常、老化ではなく、病気や外傷によって起こるからです。

例え老化で骨が変形していたとしても、突然動かなくなった原因が、昨日今日変形したわけでもない骨のせいだけではないと思うのです。変形していても昨日まで普通に動いていたのなら、原因は、その変形(老化)だけではないはずです。私としては、関節の微細なズレを考えますが…。

老化は、ゆるやかに確実にやってきます。正確に何が“正常な老化現象”であるかは、必ずしも明確ではありません。しかし、60代の人がいくらリハビリを頑張っても20代の動きにはなりません。そこを目指されても、そうならないと文句を言われても困ります。その人の年齢に合った動きまで回復させることが目標になります。

老化現象には個人差がありますが、ほとんどの人が40歳を過ぎた頃から、老化が加速したり、無理がきかなくなったりすると言われます。歳を重ねるにしたがって、体力や自然治癒力が低下します。

例えば、年代によって、治癒期間が変わってきます。骨折の治癒期間が3週間と言う場合、20代はそのまま3週間、30代はプラス1週間で4週間、40代はプラス2週間で5週間…と、年代ごとにプラスして考えていきます。同じ骨折でも、80代になるとプラス6週間で9週間くらい治癒にかかる計算になります。

他にも、老化は様々な影響を引き起こします。視力の低下や聴力の低下を始め、大脳萎縮や脳細胞の減少、神経伝達物質の活性低下、認知機能の低下、心臓の肥大、動脈硬化、呼吸機能の低下、咀嚼や嚥下能力の低下、消化管運動の低下、腎臓のろ過率の低下による夜間尿量の増加、骨密度の低下による骨粗鬆症、関節液減少や滑膜の弾力低下、等々様々なことがあげられます。

老化は回避できませんが、実は、補うことができます。脳には、加齢に伴う神経細胞の減少を補う手段があるそうだし、骨が弱くなっても回りの筋肉で支えることで機能を補うことができます。ちなみに筋肉は、動かせば、90代でも鍛えることができます。

若い頃と比べて動けなくなったと不満を言う人がいますが、それは当たり前のことです。10年20年前と比べてはいけません。10年20年後と比べてみてください。「今」が一番「動ける」ことに気付くべきです。動けるうちに、しっかり歩いて、老化を補っていきましょう。

起床時の緩慢さと痛み

2020-09-21 17:25:38 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
急激に歩きやすい気候になりましたねー。この時期を逃してはいけません。今こそしっかり歩いて、氷冷して、体を整えておきましょう♪

前回も触れましたが、寝ていて首や腰が痛かったけど、起き上がって動いていると治ってきましたということは、よくあります。これは、人の体の設計が、立って動くこと前提に造られており、立って動いているだけで、各関節が勝手に正しい位置に戻っていくからです。

寝ているときの背骨の状態にも書いていますが、寝ていると背骨も『寝た状態』になっています。そして、首~背骨を調整してくれる『おもり』である重い頭も、横になっていてその役割を果たしていません。

しかし、寝るなというわけでは、もちろん、ありません。睡眠のために横になることは必要不可欠です。私たちは、睡眠によって、脳も体もメンテナンスされるからです。不調の時やたら眠くなるのは、脳や体が休息と回復を求めているからです。

体が弱ったり、歳をとったりすると、起床時に早く動けないと不満を言う人もいますが、気圧と一緒で、本来のそれを感じ取れるようになっただけかもしれません。

人だけでなく、多くの動物は、寝起きすぐに俊敏な行動をすることは難しいのです。体が弱ると動きがさらに緩慢になり、それが気になってしまうことがあるのだと思われます。

起床時、急いで体を動かしたり、勢いで無理に動かそうとすると、よろしくありません。寝た状態から体を座位にする時、座位から立位になる時には、高低差の気圧の変化もあるので、なるべくゆっくり移動しましょう。

睡眠後の起床時は、体を起動するのに、どうしても時間がかかります。ものすごく簡単に言うと、冷却され休息した脳が温度を上げ、覚醒作用のホルモンを分泌し、血流を上昇させ、弛緩している筋肉も目覚めさせていくという過程があります。

それらの過程を経て、脳の指令によって、抗重力筋が体を動かします。抗重力筋とは、首すじ(首を真っすぐにする)、背骨の周辺筋肉(姿勢を正す)、足の筋肉(二足歩行の維持)、瞼の筋肉(目を開ける)、表情筋(顔の表情を作る)のような重力に逆らって状態を維持する筋肉のことです。

起床時体が動かし辛いのは、ノンレム睡眠の低温時に無理やり起こされ、身体が活動する準備ができるまでに時間がかかってしまうことが原因のこともあります。覚醒のため血流を急激に上昇させるので、血流が落ち着くまでの少しの間、頭痛が出ることもあります。

また、睡眠不足で身体のメンテナンスが不十分なために、脳や身体の疲労が解消されなかった場合も不具合が出る可能性があります。睡眠不足、ダメ絶対。

睡眠が関わると、少し複雑な話になるのですが、寝ていて腰や首などが痛い場合は、ひとまず、寝た状態から離脱し、座位になり、立位になってみましょう。動いていて治るようならそれで良いし、どれだけ動いても痛い場合は、その他の原因も考えられるので、無理はしないようにしましょう。(ひとまず、氷冷しておくのはアリです!)

睡眠とは別に、起きているのに、寝た体制でずっとダラダラしていると、各関節は全く調整されず不調に繋がってしまうので、注意しましょう。やっちゃいがちですけど…ね。f(^_^;

肩こりや首の異常の対処法

2020-09-14 15:30:52 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
気温が落ち着いて、歩きやすくなってきましたね。湿度が高い時は微妙ですが…。雨を避けながら、歩ける時に歩きましょう♪

さて、ここ最近のコロナ下で、首のトラブルが増えてます。在宅ワークなんかの影響もありそうです。ちなみに、肩こりと一般的に言われるものは、“肩”というより“首”の範囲に当たることが多いです。

身体の一部ではなく、身体全体を考える必要性で、触れていますが、首のトラブルがなぜ起きるのか、根本的な理由を知る必要があります。

土台である骨盤から、背骨が伸びています。人の体は25階建てのビルと一緒です。土台がグラグラしていると、最上階に近い首の部分は、どうなるでしょう?

土台の揺れ幅が小さくても、上部である首付近の揺れ幅はかなり大きくなります。そんなに頭がグラグラしていては、活動できないので、骨をズラし、筋肉を固くし、体は様々な調整をしています。この無理矢理な調整が、首の異常につながることにもなります。

関節がズレていると、骨の回りにある筋肉は、骨を正常に保つために、収縮し固くなります。マッサージの攻防戦については、“『気持ち良い=身体に良い』ではありません。に書いた通りですが、首は特に繊細な部分なので、マッサージなどは控えるべきです。グリグリ揉まれると、めちゃくちゃ気持ちいいのですが…だからこそです。氷冷したほうが、よっぽど効果的でオススメです。

朝、首が痛くても、動いているうちに楽になったということは多々あります。これは、単純に土台が安定したということもありますが、“頭の重さを受けながら”歩行していると、首は調整されるという例でもあります。

重たい頭を細い首が支えているから、首が痛くなったり、肩こりになるということはありません。現に、圧倒的に重たい頭を細い首で支えている子供が、肩こりを訴えることはほぼありません。本来、体の設計には無駄がないのです。

無駄のない設計として、私たちの首は、関節の軟骨や潤滑液に、絶えず“頭の重さ”をかけていることで、首の調整をしているのです。これは、地球の重力を利用した合理的な潤滑設計です。

重たい頭が細い首の上にあるのは、首の動きをよくして安定するためなのです。

だからこそ、首をゴキゴキしたり、揉みほぐしたり、牽引したりして、合理的な安定性を壊してはいけません。

首が痛いと、首を触って治してほしいと、そこだけをピックアップしますが、実は、首とは別の部分を動かせば解決することも多いのです。例えば、歩いてもらったり、足踏みしたり、骨盤体操したりしてもらっただけで、効果が出たりするのが、首の異常です。

自分ではない他の人に、頭の上から手のひらでふんわり押して圧力をかけてもらうだけでも、首が少し楽になったりします。力が強すぎたり、姿勢が悪かったり、背骨に対して真っ直ぐに圧力がかかってないと、痛める場合もあるので、要注意ですが…。

長時間のうつむき姿勢、頬杖、高枕などの直接原因については、意識して改善する必要はあります。首をダイレクトに打った等の原因がある場合は、こまめな氷冷が効果的です。

首の異常なのですが、関係なさそうな“歩くこと”が、治すための近道なのです。

台風は体への被害も大きい

2020-09-07 16:11:17 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
ものすごい台風が通過しましたね。暴風域にはいっていない場所でも影響は大きくて、強烈な雨と風に翻弄されました。色々と気を付けて、無理せず、歩ける時に歩きましょう。

低気圧で不調になる?”に書きましたが、体が弱っている人ほど関知しやすい気圧の変化ですが、台風となると、多くの人が気付くレベルになります。

台風は、気圧の乱高下が激しいため、通常の雨程度の低気圧では大丈夫な人でも、色々な症状が出やすくなります。

毎日起こる気圧変化は『大気潮汐(たいきちょうせき)』と呼ばれ、太陽の放射や月の潮汐力などの影響で発生する、周期的な地球の大気の運動のことを言うそうです。台風の時は、その“大気潮汐”の変動が通常より大きくなることに加え、気圧が大きく変化するため、多くの人の体調に影響があると考えられます。

気圧、つまり、大気圧は、地球を覆う空気の重さによる圧力のことです。その通常私たちの体にかかっている圧力が変動するということは、体の内側から押し返している圧力とのバランスも大きく崩れます。常に外圧と内圧が拮抗し合っている体は、変動が激しければその分ストレスを受けるのです。

気圧が下がると、内圧が勝り、体は膨張します。各関節は弛み、それによって、体の至るところで不調が発生します。さらに、この湿気です。湿度が高いため、息もしづらくなり、これも不調の原因となりえます。

ちなみに、気圧の変化は、耳の奥の『内耳(ないじ)』という場所で感知しています。内耳には、三半規管という平衡感覚を司る器官があり、ここから来た信号と視覚から得た情報、手足などの体の動きを脳で統合して処理しています。

気圧の変化を内耳が感知して脳に信号を送る働きは、体を環境に適応させるためにあります。環境に応じて、自律神経を通して、体の働きを調整します。

気圧が下がると、内耳から「環境が変化した」という信号がありますが、視覚的には特に「異常なし」と、信号にズレが生じる場合があります。そうすると、内耳からの情報と視覚からの情報が上手く処理できず、ズレによるめまいが起きたり、自律神経が乱れてしまうこともあります。

台風は、家屋を破壊したりする被害も相当ですが、人体に対しての被害も大きいのです。台風の時は、体調の変化にも充分気を付けましょう。