
























耳かき一つでも使いやすいものとそうでないものがある。
何本もある耳かきの中で最も使い易かったものが、ある日、突然に消えた。
いつも爪切りと一緒に入れてあった柿山煎餅の缶から消えた。
無くなったのは、夫婦でお互いのせいだと思っている


が、私には身に覚えのないこと。
私は親方だと確信している

あるとき、親方に枝豆のさやをキッチン鋏で切ってくれるように頼んだ

その時にもキッチン鋏が消えてしまった。
ドイツを旅した時に買ってきたゾーリンゲンのキッチン鋏



使い易くて10年以上、愛用していた。
枝豆を切った後の新聞紙に来るんで捨ててしまったとしか思えない。
次は果物ナイフが昨年、消えた。
これも、ドイツ土産。
栗の美味しい季節だった。
親方は栗をナイフで二つに切ってスプーンですくって食べていた

ある日、突然、神隠しのように消えてしまう

長年使っていたものばかり

不思議な現象だ。
余談だか、先日、私が眼鏡をどこかに置いて探し回る羽目に。
親方には日常茶飯事の出来事だが、私は初めてのこと。
キッチンのカウンターに置いてあったのを見つけた親方が嬉しそう。
「かあさんも、いよいよやらかしたね」ですって。

木瓜の花

思いつくままに・・・。
頭を空っぽにしたくって・・・。