めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

アフタヌーンティー

2014-03-22 10:20:31 | 日記
           

今朝はミルクティにしました。
私はどちらかというとコーヒー党ですが、娘は大の紅茶党でした。
紅茶にうるさいだけあって、彼女が入れる紅茶は格別でした。

娘が大学二年生の夏休み、一人でイギリスに旅立ちました。
直行便ではなく、格安のエアロフロートを利用、ロシア経由でロンドンへ 
娘を初めての外国へ、それも一人旅。夫婦で心配しました

ロンドンでのスティ先は、イギリス人のジョンさんと結婚されている瑠璃さんの
お家。瑠理さんは、私の叔母の教え子でした。

無事に着いたと、国際電話が来てほっとしたものです

娘は一ヶ月の滞在中、ロンドンは勿論のこと、エジンバラ、スコットランドと
一人で旅をしてきました
このときの経験が彼女を強くして、後の仕事にも役だったようです。

娘はイギリスと紅茶とピーターラビットの虜になりました。
特に紅茶の入れ方にうるさくなりました。

その後、イギリスに行く度に、紅茶とウエッジウッドのピーターラビットの
カップを買ってきました。
ジョンさんご一家には本当にお世話になりました。今も、瑠理さんとメール
のやりとりをしています。 

娘が逝って後、娘が東京駅近くのホテルにアフタヌーンティーの予約を入れて
いたことを知りました。 
娘が亡くなる前、病室での会話を思い出しました。3月頃だったでしょうか。
友達が5月頃、名古屋から日帰りで来るけど、どこで会うかと何気に話すと、
東京駅周辺のホテルがいいわねと、iPadを検索していました。
娘は、私の学生時代からの友をよく知っていました。

しかし、娘の様態が次第に悪くなり、私は親友に断りを入れました。

アフタヌーンティ四人分の予約。
二人は、私と友の分。あと二人は娘夫婦の分だったのでしょうか。
娘は何も言っていませんでした。

娘の彼の好意もあり、仕事でアメリカに旅立つ妹夫婦と私たち夫婦で使わせて
もらいました。
妹とは以前、イギリスを旅して、本場のアフタヌーンティーを体験しました。

美味しいお菓子とお紅茶の並ぶテーブルに、微笑んでいる娘の写真を立て
かけると、ホテルのスタッフがお嬢さんにと紅茶を運んでくれました。
私は涙が止まらなくて困りました。
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手放せない愛車の訳は

2014-03-21 10:48:25 | 日記
      

今日はいい天気。洗濯物を干し終え、ぼんやり庭を眺める。
満開の梅の木の下にブルーの軽自動車。夫の愛車だ。
25年乗っているスバルの軽だ。当然、マニュアル車。

私が37歳で免許を取得したときに購入して、主に私が乗っていた。
夫は、その頃、スプリンターで通勤していた。
しかし、そのうちに軽が便利だと横取りした。

夫は元々、スバル派だった。
昔、義兄から譲ってもらったのがスバル360。
当時,夫の給料の10倍ものお礼を払ったのに、
おんぼろで甲州街道を走っていてエンストする代物だった。
私は、車を降りて押す度に、夫のお人好しに腹がたった

さすがにこのおんぼろでは遠出できないことを悟り、
次に新しいスバル2に買い換えた。
これに義母と家族四人が乗り、山超え谷超えて旅をした
大菩薩峠を越える時、車は超ノロノロ。
若者の自転車に振り向きながら追い越された。
幼い息子は悔しくてべそをかいた

旅行にいつも義母が一緒。夫はカローラに乗り換えた。

時が経ち、今のブルーのスバルがやって来た。
息子が大学生となり、ブルーの軽で通学するようになった。
夫はスプリンターに戻り、私は運転する機会を失った
70歳を迎え、免許更新の高齢者講習を受けるのが面倒で
免許証を返還した。

夫は82歳。そろそろ運転をやめて欲しいが、頑として聴かない
車検が近づく度に口喧嘩している。
スバルに思い入れが深く手放せないのだろう。
気持ちは分かるが、私の心配の種だ
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気がつけば

2014-03-19 16:57:07 | 日記
     

子供がまだ幼い頃、小さなクリスマスツリーを買った。

クリスマスが過ぎると。役目を終えたツリーを庭の西側に植えた。
その次の年は東側に植えた。
その次は北側に。

気がつけば、それらのツリーは小さな庭に不釣り合いな大木に育った。
それも、もみの木ではなく西側のはヒマラヤスギだった。
幹は直経25センチの太さになり、大きく枝を広げている。
剪定しても、また、成長する。
東側の木は葉がとげとげして痛い。茅の木に似ている。
1本だけはもみの木だったが枯れてしまった。

これらの大木を見ていて空恐ろしくなった。

このままいくと、近くの会社の敷地にそびえ立つヒマラヤスギの大木
と同様に育つだろう。

古くて小さな我が家が乗っ取られそうだ。
今でも、玄関先の樫の木の根っこが玄関前のたたきを持ち上げて
タイルが剥がれる。これも夫が植えたのだ
夫が山から抜いてきて植えた黒松と赤松が、今では4メートルに近い。
何も考えずに、やたらに植えた夫の責任だ
一年中、樹木の剪定に追われている。
夫は自分でやると言って聴かない。若いときからの頑固者
夫婦で毎年作業してきたが、年老いた身体こたえる作業だ。

ちなみに顔見知りの植木屋さんに伐採の料金を尋ねたら、
ヒマラヤスギ一本で25,000円ですって

我が家の老後の準備には、家のがらくたと共に庭木の処分も入っている。

ああ、大変
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暖かい陽気に誘われて

2014-03-17 11:47:03 | 日記
       


ここ数日、お花の手入れを怠っていました。
いつの間にか、福寿草が満開。数年前、鉢植えで買った株を庭に
移したらどんどん増えました。
クリスマスローズも咲き始めました。
我が家のクリスマスローズは開花が遅くて、春から夏にかけて
咲いています。クリスマスローズという名前なのに、何故?
といつも不思議に思います。

今日は、暖かい日差しに誘われて、塀の外のパンジーの花柄摘みを
しました。
我が家の塀の外の花畑、最盛期はプランター30箱以上が並んでいました。
通りががりの方たちから「きれいですね。楽しみにしています」と
声をかけらて、プランターの数がどんどんが増えていきました。

秋から初夏はパンジー、ビオラが主流です。夏から秋は、様々な花で
いっぱいです。グラデーションに彩りを考えて植えるのが楽しみ。

ヒナギク、わすれな草、西洋オダマキ、インパチェンス等
こぼれ種で毎年咲く花々もあります。

夏の水やり、花柄摘みが大変。年を重ねるごとに膝と腰の痛みが
進み、プランターの数が減ってきました。

「お花を楽しみにしています」と言ってくださる方にの言葉を励みに
絶やすことだけはしないようにと思っています。


先ほど、お隣のお嬢さんが、
「お彼岸だから」と、花束を届けてくださいました。
娘の好きだったスイートピーとフリージアです。
お隣ご一家は娘をとても可愛がってくださいました。
娘を孫のように抱っこしてくださったご主人は早くに逝かれました。

娘の病室に、スイートピーを飾った日のことを思い出しました。
私の携帯にその時の写真が残っています。

娘は、私に似たのか、お花が大好きでした。
娘の好きなバステルカラーのたくさんの花々に包まれて旅立ちました。

昔、娘と二人でシンガポールの田舎まで蘭の花を観に行ったことを
思い出しました。行動的な彼女との旅は楽で安心して楽しめました。

色々なところに連れて行ってもらったけれど、まだ行きたいところが
あったのに・・・。
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コメント開けられました

2014-03-16 12:21:42 | 日記


昨夜、娘の連れあいにブログの件で電話をしました。

お互いのパソコンの画面を見ながら電話で説明してくれました。
彼の分かりやすい説明でコメントが開けるようになりました。
やはり、私の設定ミスでした。

優しい彼は、いつも、私たちのことを気にかけてくれます。
妻が逝って、自分も寂しく悲しいと思いますのに。
娘が闘病中も本当に娘に尽くしてくれました。

夫婦とも、旅行が好きで、よく海外を旅していました。
娘が残したつぶやきシリーズに、楽しかった珍道中の数々が
したためられています。
読んでいると思わず笑ってしまいます。
本当に仲良し夫婦でした。
彼に感謝の気持ちでいっぱいです。


やっとコメントが読めました。
お寄せくださった「さっちん」さん、暖かいコメントをくださり
ありがとうございました。多分、娘と同じくらいの方でしょうね。

娘のお友だちも私たちを心配して時々、メールをくださいます。
ありがたく、嬉しいことです。

アメリカの妹からのコメントもやっと読めました。
ありがとう。心配をかけてごめんなさいね。
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