オヤヂも泣いた，ラブストーリー

［この記事は Doblog に FI1727516_0E 付で載せていたものです］

夏目漱石をまねて言うなら・・・
細（さい）が好むので私も観た，ってことになりましょうか．
ハヤリの韓国映画です．

＃　本記事は昨日投稿したものの，オススメの映画であるにも関わらず，
　　文意曖昧にして，また，清楚な女優さんのイメージを歪めるおそれあり
　　と思ったので，編集して再投稿しています．

女房殿は韓国のＴＶ番組に夢中です．
ご他聞にもれず冬のソナタあたりから始まり，
チャングムの誓い，悲しき恋歌，ガラスの華，ラブレター・・・
（題名は彼女から聞きました）．

おまけにＤＶＤまで借りてきて，一緒に観ようよとおっしゃる．
私もオニではないので，時にはお付き合いします．

＃　彼女の名誉（？）のために申し添えます．
　　長女が第二外国語で韓国語を習っており，
　　負うた子に教えられではないのですが，
　　ＮＨＫの韓国語教材を買ってきて女房もお勉強しているようです．
　　たぶんそのせいで，韓国映画などに興味を持ったのだと思います．
　　女房いわく，流行になる前から観ていたんだから・・・とのことです．

さて，お付き合いしているうちに私も好きな女優さんができてしまいました．
（好きな女優さん「と」ではなく，好きな女優さん「が」，です・・・残念ながら）

で，彼女は，ソン・イェジンさん．
上の画像は amazon.co.jp で購入した「ラブストーリー」冒頭のワンカット．

同名の米国映画がありました．
ライアン・オニールとアリ・マックグロウの「ある愛の歌」．
フランシス・レイの叙情的な音楽が耳に残る「Love Story」．

・・・あっ，また脱線しかけました，
話題は韓国の「ラブストーリー」でした．

上の画像は，部屋を掃除していて母の日記を見つけた時のモノ想う様子．
母は病弱なお嬢さんでした．
お嬢さんと田舎の青年の，実らぬ恋の物語が日記に綴られていました．
母の少女時代は朝鮮動乱の時．
兵役に服する青年の乗った列車に彼の姿を探して・・・
時は流れ，互いの人生を歩むことになる．
日記を見つけた内気な少女は先輩が好きで，
でも先輩は彼女の友達が好き，だと思っていたら，実は・・・

やがて二人は互いの母・父の故郷を訪れる．
ソン・イェジンが母と娘を演じています．
母の悲恋，娘の幸福な恋が交互に現れます．
初めて観たときは分からなかった意味が，
何度も観るうちに腑に落ちてきて・・・

圧巻は列車にジュナを探して，見つけて，
動き出す列車の窓を叩きながら「生きて帰ってきて」と叫ぶシーン．

レンタルショップで借りてきて，まぁ，一度みてください．
ゴビ砂漠に沈む夕日を眺めるような壮大なロマンはありませんが，
苦く切ない思いが伝わってくるはず．