土屋光逸~60歳を過ぎてのデビュー作の一つ「日比谷の月」
土屋光逸は静岡県生まれの版画家。1870年(明治3年) 生- 1949年(昭和24年)没。
絵が描きたくて14歳の時に上京、16歳の時に小林清親のもとに入門した、
小林家の家族同様に扱ってもらい、彼も長年に渡って小林家に尽くした。
30歳で日本舞踊家の姉と結婚したが、病気で妻は逝去、
小林夫人や清親も亡くなり、再婚した妻も子供を産んですぐ亡くなった。
関東大震災の被害にも見舞われ、長い間、版画を作る状態ではなかった。
しかし、亡き小林清親の回顧展を手伝ったことがきっかけで、
60歳の頃に新版画家としてデビューし、注目を集めた。
前置きが長くなったが、土屋光逸の作品スライドショーを!
師匠の小林清親創案の「光線画」を継承した功労者だと思う。
時間はおよそ2分24秒、ゆっくりとお楽しみを!
[Rosey]