遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

想い出の本~その2

2023年01月30日 | 読書

本はタイトルが大事、と常々思っている。

この本を読みたい、と予め決めていないことが殆どだから。

図書館でも書店でも、背表紙を眺めて、読む本、買う本を決めたい。

 

ひと頃、〇〇でもわかる、いうタイトル本が流行ったことがあった。

〇〇はサルだったり、オバサンだったり、バカだったり・・・色々だ。

バカでもわかる・・・なんて誰が買う?

 

でも、バカは自分がバカとは思っていない筈だから、意外に売れるのかも。

「バカの壁」シリーズがバカ売れしたのもタイトルのお陰かもしれない。

著者の養老孟司さんが「誤読されることが多かった」と述懐していた気がする。

 

サメでもわかる・・・というタイトルはどうだろう。

海で泳いでいるのは鮫、陸で泳いでいるのがサメである。

誰のことを指しているのだろうか?

 

或る日、Roseyと散歩した帰りに、一緒に図書館に寄った。

面白そうな本を見つけた。「良いおっぱい悪いおっぱい」。

いいタイトルだ! これなら女性だけでなく男も読みたがる。

つけたのは編集者か、著者自身か。

とにかく借りて行こう!

でも、図書館の人たちはみんな顔見知りなので、ちょっと気恥しい。

Roseyを呼んで、「これ、あんたが借りてくれる?」

「良いおっぱい悪いおっぱい・・・アハハ、面白そ~っ!」

 

帰ってさっそく読んだら、これがまた凄く面白い!

でも、おっぱいの話は殆ど無かったと記憶している。

たしかに表紙イラストにも「こうは出しません」と書いてある。

 

内容は著者自身の子育て奮戦エッセイであり、

子育てする女性(あるいは男も)への応援メッセージである。

Roseyもそのあと、ケラケラと声を上げながら読んでいた。

 

著者の伊藤比呂美さんは詩人だそうだ。

表紙や中のイラストも自分で描いていて、これがまた楽しい。

その後も本を一杯出しているようなので、また読みたくなってきた。

「たそがれてゆく子さん」「閉経記」「人生おろおろ」

「ショローの女」「ウマし」・・・タイトルだけでも楽しめる。

ついでに、Youtubeで彼女のトークショーを3時間も見てしまった。

言葉の使い方が上手、探求心?が強い、才能あり、センスあり・・・と多々感心。

 

実は5年ほど前、彼女を良く知っている知り合いがいた。

でも彼は現役なので、残念ながら詳しいことは書けない。

またも感じたことだが、人は色んなところで繋がっている・・・。

 

「今日のビデオ」

暖かくなる日が待ち遠しい。

木漏れ日とウグイスの鳴き声の動画(NHKロゴ入り)。

よく聴くと風の音や木々の騒めきが聴こえる。しきりに啼くウグイスの声も。

[Rosey]


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