昨日の経文のような 呪文のような 文章の謎は解けただろうか?
「いしかねぬるに くちみほそ
のせもたむるは をえれよら
とますわこきや あんろゑめ
おてなひけゆう さへつふり」
のせもたむるは をえれよら
とますわこきや あんろゑめ
おてなひけゆう さへつふり」
戯曲「大山デブコの犯罪」の一節に次のように書かれている
”母と私はさみしいとき「口の運動」をしてあそびました
いろはにほへとを鋏で切りきざんで順序を勝手にならべかえてよむのです"
俳句や短歌は七五調である 七音五音で拍子を整えて言葉を組み合わせる
"色は匂へど 散りぬるを わが世誰ぞ 常ならむ・・・"
その常識を超える発想・奇想で寺山修司は詩(のようなもの?)を創った
しかも2つの仕組みがそこに仕込まれている
1.意味ある言葉の組み合わせから 意味を持たない文字の組み合わせへ
2.不規則性(ランダマイズ)を持ち込む
私見だが この2点はデジタル化の世界と相通じるところがありそう
寺山が亡くなったのは1983(昭和58)
40年経った今でも毎年のように企画展が全国各地で開かれている
特に若い世代の人気もジタル化社会と繋がっているような気がするが・・・
「口の運動」をYoutubeで探したが見つからなかった
代わりに後のアングラ劇団が演じている「テラヤマ修司体操」を!
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]