超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
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ときどき趣味も。

工房、そろそろ始めます。15:仕事始め

2020-01-02 17:18:20 | 木工4・工房
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

12月の遅れを取り戻すべく、今年は元旦から工房で作業をしてきました。
年末から作り始め、元旦に完成しました。

「炉縁」です。
小間用なので漆は塗らず、木地のままです。

(ここは単なる和室で、炉を切ってませんが・・・)


茶道(裏千家)の先生からの依頼でした。

通常、炉縁は上の面と内側しか見えません。
パッと見、簡単そう、と思っていたので、安請け合いしました^^。

先生が念のため見本にと、春慶塗の炉縁を貸してくださいました。

横からまじまじと見ました。
あ、通しの二枚ほぞか、なるほどね。

そして、初めて裏側を見ました。
しばらく理解できませんでした。
何これ・・・
機械じゃ無理・・・

お借りした見本は春慶塗ですから、仕口の様子はうっすらとしか見えません。
何かの間違いかな。

ネットで炉縁を調べてみました。
高価な炉縁は四方八方からの写真が掲載されています。
ほぼ、お借りした炉縁と同じでした。
やっぱり、手作業で加工しないとできないんだ・・・。

作りました、という投稿も見つけました。
私と同じように、安請け合いしたものの実物を見てビックリ、ということでした。
ですよね~。

できる限り機械を使って、最後は手加工しました。

裏側

組み立ても、気を付けないと組めません^^

炉縁、恐るべし。

ちなみに、木は屋久杉です。

ネットで購入したので、偽物の可能性もあると覚悟していましたが、届いた木材からはあの懐かしいにおいが^^。
削れば削るほどあの嫌いなにおい^^。
ほぼ屋久杉に間違いないでしょう。
きっと倒木ですね。
加工しているうちに、だんだんあのにおいが病みつきになってきました^^。
なぜか、嗅ぎたくなる。
中毒性がありますね。

懐かしい屋久杉のにおい↓