55年前への記憶の旅
それは突然やって来た
同級生のA.Yさんからの一本のメール
県展工芸部門入選名簿に、私の名を見つけ懐かしさでメールした、
一度話ができれば嬉しいとのことであった
高校卒業から、同級生に一度もあっていない私に記憶を辿る術がない
ここから、私は記憶喪失のブラックボックスの世界へと迷い込んでいく
半世紀の長きに渡り、同窓会やアルバム等からの情報を失った為に記憶のみしか残されていない
何人かの男の友達であった同級生との記憶は残っているものの、女性とは皆無に近い
全く思い出せなく話をするのも不安である
瞑想の時間が続く
高校時代?同級生?Aさん?… 同級に居たかなあ?
記憶は一向に甦らない。
其れでも名前は確かでないが、旧姓Aに関しては中学時代の同級生に確かな記憶がある。
もしかすると、K地区のAさんでは……? との思いに駆られてくる
一日余りかかった記憶迷走の時間は、55年の時空の旅であった
確かな記憶として、私にはAさんの姿が残っていた
1時間ほど話した電話もあっという間に過ぎさった
中学時代のそれは、青春の淡い記憶である
およそ55年の過去に記憶の旅が出来た
その時間を提供してくれたYさんに感謝‼
これからも何度も記憶の旅に出かけたいものだ
2021,9,17
岡山県美術展工芸部門 入選作
昨日、作品鑑賞して来ましたとメールを頂きました。
Yさん有難う!
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