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側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

特発性側弯症治療の歴史

2007-06-12 23:32:11 | 特発性側弯症治療方針
(H19.6月24日タイトルを「お母さんはお子さんの鏡だと思います」から変更しました。)


添付は、紀元前ギリシアの医師ヒポクラテスの側弯症治療を描いたものです。
ヒポクラテスについて:
ヒポクラテス学派の医師達によって、私たちの知っている医学の第一歩が踏み出さ
れた。彼らは迷信や魔術と手を切り、体系的な観察によって、生命機構の不調の原
因を熱心に追求し、医師が何よりも先に、患者に責務を負っていることを宣言する
一連の倫理原則を遵守した。そのようにして形成された支柱に導かれて、後世の医
学思想は成長していった。

側弯症という病気の歴史は、たぶん人類がヒトとして二本足歩行を始めた頃にまで
遡るのではないかと想像してしまいます。紀元前400数十年前から、すでに医師は
側弯症患者さんをなんとか治療しようと、努力を続けていたことがこの絵からもわ
かります。以来、2400年の年月を経ても、いまだにその原因さえも特定できずに
いる病気が「特発性側弯症」なのです。現在のインスツルメンテーションによる
体内の骨を直接手術して治療する方法が誕生したのは1962年、わずか45年ほど前の
ことです。インスツルメンテーションは、最終手段ですが、この開発によって、
それ以前は、手の施しようもなかった側弯症患者さんを救えるようになりました。
できれば手術はどんなものであれ、避けたいものです。
でも、いまは、最終手段として、手術によって治療することができるようになり
ました。
治療できなかった重症患者さんを手術により、呼吸機能を改善させ、脊柱を伸ばす
ことで、美容上の回復を期し、そのことは、患者さんの閉ざされ気味だった心の
窓を開く効果もあると思います。


..............................................................
脊柱側わん症診療治療体験記より引用させていただきます

投稿日:2007年 6月13日(水)17時12分57秒
    3月の末に手術した娘は、6月からは1時間目から6時間目までフルに授業を
    受けられるようになりました。5月の末にはお友達とディズニーシーに遊び
    に行ってきたので、じゃあ、授業も受けられるでしょう、ということで。
    コルセットはしていません。リハビリで教わった腹筋と背筋を鍛える運動
    をしています。無理のない程度に、体育の授業も受けているようです。
   (ダンスらしいです。バレエ習っていたので踊るのが好きなので)

投稿日:2007年 6月13日(水)16時50分4秒
    はじめまして。私は中学2年生の息子をもつ母です。皆さんのお役に立て
    ればいいなと思い、書き込んでみました。宜しくお願いします。
    息子は昨年の夏、特発性脊柱側湾症の手術を受けました。もうすぐ1年に
    なります。
    手術の話を聞いたのはさらに1年前。小学6年生の時でした。早い方がい
    いが、体力の事も考えて1年後に行ったのです。もちろん最初に聞いたと
    きはビックリもしましたし、不安にもなりましたが、あまり悩まず手術受
    けることにしました。それは、担当医の先生のおかげだと思っています。
    私達親子が天性の楽天者だというのもありますが・・・。
    今は、マットや鉄棒などの器械体操、走り高跳び、柔道が禁止されていま
    すが、球技も水泳もやってます。小学1年生からはじめた剣道も続けてい
    ます。とっても元気です。

投稿日:2007年 6月13日(水)22時29分43秒
    息子が小6で先天性側わん症の手術を受けました。
    形状によっては将来、確実に進行するタイプがあるそうで、この場合は可
    能であれば早期に手術をするほうが望ましいようです。
    逆に形状によってはそれ程進行せずに手術も装具も必要ない場合もあるよ
    うです。先天性の場合、特発性と手術方法も目的も違うようですし、病院
    によって治療方法がまちまちなのが現実ではないかと思います。
    側わん外来のある病院という事ですが、先天性側わん症の手術を行ってい
    る病院かどうか調べてみる必要があるのではないでしょうか?
    運動についても、術後の運動制限が終われば、マット運動等体をまるくす
    るもの以外は徐々にできるようになるかと思います。

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1 コメント

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がんばります (レインボー)
2007-06-14 15:56:34
いつも、新しい情報をご提供していただき、ありがとうございます。とても、勉強になります。これまで、自分のことをどうしても責めてしまい、それがまたこどものことでは過剰なまでに神経質になってしまっていたことに気づきました。これからは、もっと気持ちを落ち着けて、こどものもっている力を信じていけるようになれそうです。ならないといけないですね。
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