初回記載:2017年12月2日
病名として “側弯症” が用いられていますが、これは病態を表す用語であって、実際には原因の明確なもの、原因不明のもの、発症年齢による区分などがあり、皆さん(のお子さん)がどの側弯症であるかは、しっかりと理解しておかれたほうが良いです。
例えば、機能性側弯は、その原因に対する治療を行うことで治癒できるタイプの側弯です。これは「原因が明確」であることから
その原因を取り除くことで、病態としての「脊柱のカーブ」も真っすぐになってきます。
一方、未だに原因不明の「特発性側弯症」の場合は、根治療法というよりも、病態を悪化させない為の対処措置的な意味あいをもっています。その為、ある意味、一生この病気と向き合っていく。という覚悟が必要とも言えると思います。
また、中年~高齢という年齢の積み重ねが根底となって、脊柱を構成する椎体、椎間板等に変性を生じさせて発症するのが「変性側弯」別名「adilt scoliosis(大人の側弯)...英語的にはadult spinal deformityのほうが正確だと思いますが」「老人性そくわん」と呼ばれる病気ですが、これは脊柱が曲がってくるという病態は似ていますが、特発性側弯症とは異なる病気で、脊柱管狭窄や、脊椎すべり症なども併発していることが多く、基本的には手術による治療が必要となるものです。整形/脊椎外科・脳外科の先生がたにとっては、思春期側弯症手術とは比べることもできないくらい患者数、手術数の多い病気と言えます。
分類を色別にしたチャートを作成してみました。特発性側弯症については、鈴木信正先生の資料から表を引用させていただき、カーブ進行のリスクや、装具療法の成績なども貼付してみましたが、詳しくはブログ内の各カテゴリーや各々の記事を参考にして下さい。
august03
◇側弯そくわんをもう一度基礎からシリーズ
[側弯症そくわんをもう一度基礎から(確定診断と発症率)]
[側彎そくわんをもう一度基礎から(姿勢が悪いと側弯症になる?)]
[側弯そくわんをもう一度基礎から(進行しないタイプの側弯もある)]
[側弯そくわんをもう一度基礎から(進行しないタイプの側弯もある part II)]
[側弯そくわんをもう一度基礎から(側弯体操に賭ける親心)追記あり]
[側弯(そくわん)をもう一度基礎から (PDFダウンロード):修正追記あり]
[側弯症:発見から治療、経過予想図作成 - 参考として (脊椎アライメント良好、不良例付)]
☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?
病名として “側弯症” が用いられていますが、これは病態を表す用語であって、実際には原因の明確なもの、原因不明のもの、発症年齢による区分などがあり、皆さん(のお子さん)がどの側弯症であるかは、しっかりと理解しておかれたほうが良いです。
例えば、機能性側弯は、その原因に対する治療を行うことで治癒できるタイプの側弯です。これは「原因が明確」であることから
その原因を取り除くことで、病態としての「脊柱のカーブ」も真っすぐになってきます。
一方、未だに原因不明の「特発性側弯症」の場合は、根治療法というよりも、病態を悪化させない為の対処措置的な意味あいをもっています。その為、ある意味、一生この病気と向き合っていく。という覚悟が必要とも言えると思います。
また、中年~高齢という年齢の積み重ねが根底となって、脊柱を構成する椎体、椎間板等に変性を生じさせて発症するのが「変性側弯」別名「adilt scoliosis(大人の側弯)...英語的にはadult spinal deformityのほうが正確だと思いますが」「老人性そくわん」と呼ばれる病気ですが、これは脊柱が曲がってくるという病態は似ていますが、特発性側弯症とは異なる病気で、脊柱管狭窄や、脊椎すべり症なども併発していることが多く、基本的には手術による治療が必要となるものです。整形/脊椎外科・脳外科の先生がたにとっては、思春期側弯症手術とは比べることもできないくらい患者数、手術数の多い病気と言えます。
分類を色別にしたチャートを作成してみました。特発性側弯症については、鈴木信正先生の資料から表を引用させていただき、カーブ進行のリスクや、装具療法の成績なども貼付してみましたが、詳しくはブログ内の各カテゴリーや各々の記事を参考にして下さい。
august03
◇側弯そくわんをもう一度基礎からシリーズ
[側弯症そくわんをもう一度基礎から(確定診断と発症率)]
[側彎そくわんをもう一度基礎から(姿勢が悪いと側弯症になる?)]
[側弯そくわんをもう一度基礎から(進行しないタイプの側弯もある)]
[側弯そくわんをもう一度基礎から(進行しないタイプの側弯もある part II)]
[側弯そくわんをもう一度基礎から(側弯体操に賭ける親心)追記あり]
[側弯(そくわん)をもう一度基礎から (PDFダウンロード):修正追記あり]
[側弯症:発見から治療、経過予想図作成 - 参考として (脊椎アライメント良好、不良例付)]
☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?