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施術マニュピレーションの効果:文献レビューにより否定

2017-11-01 13:46:00 | 側弯症と体操療法

下記の説明は「Evidence based of Nonoperative treatemnt in Adolescent idiopathi scoliosis by Hak-Sun Kim 2014」の巻頭言を利用させていただきました。

特発性側弯症に対する治療方針は 整形外科・脊椎外科系のSRSにおいては、
1) observation with regular follow-up (定期的経過観察)
2) brace (装具)
3) surgery while othre unmentionables are ineffective (他に効果的方法がない場合は手術)
と方向性が定められています。

一方、非外科的介入には様々な療法が試されています。

例えば、
・思春期特発性側弯症に特化した体操療法(exercise)
・電気刺激(electrical stimulation)
・施術 (manuplation)
・heel pad
・針 (acupuncture)
・ピラテス (pilates)
・ヨガ (Yoga)

これらの療法は、リハビリテーション系専門誌、カイロプラクテック系専門誌、東洋医学系専門誌、スポーツ系専門誌などから、医学的根拠を示さずに、その効果が「その分野のエキスパートの意見を併用した❝証拠❞」を用いて発表されています。医学的知識を持たない患者とその両親の為に、これらの発表内容を「医学的根拠 Evident based Medcine」の視点から、レビューする必要があります。

また「Non Surgical Intervention for Adolescents with Idiopathic Scoliosis:An overview of systematic reviews by M.Plaszewski (2014)」の巻頭言には次のように書かれています。

思春期特発性側弯症に対する非外科的介入に関して、未だに多くの議論が残されています。それらに対する夥しい数のレビュー報告があるにも関わらず、これら保存療法を取り扱った系統的レビューが提供されていません。



文献レビュー 
◇2013年 Osteopathic manipulative treatment for pediatric conditions: a systematic review.


文献レビュー 施術カイロプラクテックを否定
◇2017年 Chiropractic Treatments for Idiopathic Scoliosis: A Narrative Review Based on SOSORT Outcome Criteria.



☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?




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