~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

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VBTさんへ

2015-04-08 22:45:09 | 特発性側弯症治療方針
2015年4月8日記載

 VBTさんへ

 お役にたてるわかりませんが、
 
 august03@mail.goo.ne.jp

にご連絡をお待ちしています。


august03

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こんにちはVBTさん

(すみません、諸事情のためStep by stepから離れておりました)

ご投稿ありがとうございました。
簡単なコメントになりますこと、お許し下さい。

・google検索にて、VBTを調べました。
 特発性側弯症の新しい手術方法 (新しいインプラント)ということが理解できました。
 
 以下に書きますこと、傲慢に聞こえるかもしれませんがお許し下さい。

 私は、この医療機器(インプラント手術)の世界でもう40年以上関わってきました。
 良い面も、悪い面も、......様々なことを知っていると思っています。

 結論から申し上げますが、
 この新しい手術方法がベストな解決策とは思えませんでした。
 米国に渡航しての手術、ということであれば、なおさらお勧めすべきとは
 思えません。

 新しいデバイスが開発され、新しい治療法が開発されることで医学は進歩して
 きました。 いまも進歩を続けています。
 その新しい方法が、開発初期から「効果」を持つこともあります。
 同時に、「効果」を得られず、消えていくものもあります。
 クスリによる治療とは異なり、手術による治療の場合、
 まして、デバイスを体内に埋植しての治療の場合、
 「効果」を確認できるには、何年もかかります。

 これは、費用のことではなく
 治療を継続するという意味において、日本に住んでおられる方が
 米国でインプラント手術を受けることの「リスク」のほうが大きい、
 ということを述べさせて下さい。

・また、新しいデバイスを国内で承認を得ることについて
 Vepterのときのような 患者さんからのアプローチ....働きかけについてですが
 その場合も、まずは、国内で、この新しいデバイス、新しい治療方法に
 精力を傾けて取り組む覚悟のあるドクターがおられることが大前提になります。

 あのときは、名城病院の川上先生が、先頭を切って、身銭を切ってでもという勢いで
 取り組まれておられました。
 そのような先生がいて、初めて、患者さんがたとの連携が生まれてくるでしょう。

・お子さんのご様子がわかりませんので、軽軽なことは申せませんが
 国内にも 優秀な すばらしい先生がたがおられます。
 すでに、何人かの先生からのご意見を聴かれておられるのだとは思いますが
 もう少し 有名な先生がたをお訪ねになられてはいかがでしょうか?

august03

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vertebral body tethering (VBT)

2015-02-21 18:18:01

管理人様

はじめまして、
私の子供は側わん症で、また先天的に障害が有り

脊柱が固定されると、さらに日常動作が出来なくなるため、今アメリカで行われている近いうちに保険外でVBTしてみないか?と

医師から勧められています。

今現在アメリカでは承認されているようなのですが、VBTが日本でも保険適用で行われればすぐにでも行いたいと思います。

ベプターのように活動をすれば、VBTが早期承認か治験により行えるということが有るでしょうか?

管理人様のご意見をお願い致します。



☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?

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